
【偏食克服レシピ:なす】子どもの偏食の原因を知って克服! 思わずおかわりしたくなるとっておきレシピ
子どもの苦手な野菜がおいしいに変わるレシピ #5【なす】
2025.08.19
ライター・料理家:越野 美樹
なすの食感を食べやすくして偏食を克服!
なすは「栄養がない」と思われがちですが、実は食物繊維が豊富で、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれています。
また、皮に多く含まれるアントシアニン系ポリフェノール「ナスニン」には、抗酸化作用があり、免疫力を高める働きが期待できます。
なすは90%以上が水分で、体にこもった熱を冷ましてくれるので、暑い季節には積極的に食べたい野菜のひとつですが、なすが嫌いな子どもは多いですよね。
子どもがなすを嫌いな理由のひとつには、皮の固さや、果肉の柔らかさなどの食感があります。

なすの食感を食べやすくするには、3つのコツがあります。
【子どもの偏食克服ポイント1 なすの食感を食べやすくして偏食を克服】
●皮をむく
→皮の固い食感が嫌いな場合は、皮をむくと解消されます。
●小さく切る
→皮の固さも果肉の柔らかさも、小さく切ると気にならなくなります。
●揚げる
→なすを揚げると外がカリカリ、中がジューシーになり食べやすくなります。
なすの皮をむく場合、全部をむかずにしましまにむくと、「ナスニン」などの皮の栄養を残しつつ食べやすくなります。
ひとつめのレシピは、なすを小さく切って下味をつけてから揚げした、竜田揚げです。なす独特の食感を感じさせず、カリッとジューシーなおいしさが味わえます。
「なすの竜田揚げ」のレシピ

【材料】2人分
なす 2本
にんにく 1かけ
しょうゆ 大さじ1
本みりん 大さじ1
片栗粉 大さじ3~4
揚げ油 適量
【作り方】
1.なすは1cm角に切る。にんにくはすりおろす。
2.ボウルに1のなすと、しょうゆ、本みりんを入れてよく混ぜる。
3.5分ほど置いたら、ざるに上げて水けをきり、キッチンペーパーなどで水けをふく。
4.ボウルに戻し入れ、1のにんにくと、片栗粉をまぶす。
5.揚げ鍋に揚げ油を入れて180℃に熱し、4をスプーン2本を使って1杯分ずつ揚げ油に落とす。

6.全体がきつね色になるまで揚げる。

外はカリカリ食感、中はジュワーッとジューシーな食感。小さく切ることでなすの皮の存在感が薄くなり、なすの食感が嫌いな子どもにも食べやすくなります。