“発達特性のある新1年生“のトラブル 親が学校と協力する方法を専門家が解説

発達障害の専門家が語る「発達特性のある子どもの小1プロブレム」#3~学校との協力体制の作り方~

一般社団法人WAKUWAKU PROJECT JAPAN代表・言語聴覚士・社会福祉士:原 哲也

楽しい学校生活のためにもいろんなサポートを活用

小学校入学、そして、その後も充実した学校生活を送るためには、発達特性のある子にとっても、保護者にとっても、そして関わる先生にとっても、解決すべき課題が多くあります。

学校と協力体制を築きながら、時には外部の支援機関を活用しながら、一つずつ、課題解決をめざしてほしいと思います。

発達特性のある子どもの育ちには、専門職の療育によるサポートも有効です。学習や生活、対人関係で起こるさまざまなテーマについて、「なぜ、そうなるのか?」の分析、そして、「どうしたらいいのか?」という明確な対応を得ることができます。保護者一人で抱え込まず、療育など専門家の知識や経験を活用してください。

子どもは、「学校が好き」という、そして保護者は、「あなたの育ちがうれしい」と思える。そんな学校生活を送ることができることを心から願います。

取材・文/桜田 容子

『発達障害の子の療育が全部わかる本』(著:原哲也/講談社)。療育の制度や手続き、進学から就職まで、発達障害の子育てに必要な情報が詰まった一冊。
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原 哲也

Tetsuya Hara
一般社団法人WAKUWAKU PROJECT JAPAN代表・言語聴覚士・社会福祉士

1966年生まれ、明治学院大学社会学部福祉学科卒業後、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院・聴能言語専門職員養成課程修了。カナダ、東京、長野の障害児施設などで勤務。 2015年10月に、「発達障害のある子の家族を幸せにする」ことを志し、長野県諏訪市に、一般社団法人WAKUWAKU PROJECT JAPAN、児童発達支援事業所WAKUWAKUすたじおを設立。幼児期の療育、家族の相談に携わり、これまでに5000件以上の相談に対応。 著書に『発達障害の子の療育が全部わかる本』(講談社)、『発達障害のある子と家族が幸せになる方法~コミュニケーションが変わると子どもが育つ』(学苑社)などがある。 ●児童発達支援事業「WAKUWAKUすたじお」

1966年生まれ、明治学院大学社会学部福祉学科卒業後、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院・聴能言語専門職員養成課程修了。カナダ、東京、長野の障害児施設などで勤務。 2015年10月に、「発達障害のある子の家族を幸せにする」ことを志し、長野県諏訪市に、一般社団法人WAKUWAKU PROJECT JAPAN、児童発達支援事業所WAKUWAKUすたじおを設立。幼児期の療育、家族の相談に携わり、これまでに5000件以上の相談に対応。 著書に『発達障害の子の療育が全部わかる本』(講談社)、『発達障害のある子と家族が幸せになる方法~コミュニケーションが変わると子どもが育つ』(学苑社)などがある。 ●児童発達支援事業「WAKUWAKUすたじお」

さくらだ ようこ

桜田 容子

ライター

ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。

ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。