
激ウマ【非常食】を実食! 「サクマドロップス」「ビスコ」「吉野家牛丼」 防災士・どろだんご先生〔おすすめ非常食7選〕
おうちで防災体験 #2 非常食7選
2025.08.21
防災士・砂場研究家:どろだんご先生
⑤ビスコ保存缶

※缶のフチで手を切ってしまうおそれもあるので、缶は大人が開けてください。
非常食の定番といえばビスコ。学校用の非常袋に入れているご家庭も多いのではないでしょうか。
どろだんご先生は缶に書いてある表記に注目。缶には災害用伝言ダイヤル「171」についての説明が書かれていて、非常時に缶を見れば電話をかけられるようになっています。

そのことを瑠璃ちゃんと真緒ちゃんに教えると「知らなかった!」と驚いていました。他の非常食のパッケージにも書かれていることが多いので、ぜひよく見てみてください。

「いつも食べてるお菓子が食べられるのは嬉しいと思いました」(瑠璃ちゃん)
「ビスコでも非常食の缶があって、災害伝言ダイヤル171のことが書いてあることを知らなかったのでびっくりしました」(真緒ちゃん)
【どろだんご先生おすすめポイント】
プッチンプリンと同じく、いつも食べているおやつを非常食に食べられるのは、ホッと安心できますよね。保存缶入りのビスコは、乳酸菌入りで栄養価も高くておいしい。非常時の強い味方です。ぜひ防災バッグに入れておいてくださいね。
⑥防災用プラボトルドロップス

『サクマ製菓』人気の定番商品、缶ドロップスが防災用のプラスチックボトル入りに。味は缶ドロップスと一緒で、いちご、パインアップル、オレンジ、レモン、りんご、メロン、すもも、ハッカの8種類。
食べ終わったあとはコップ代わりにもなります。

「レモンの味がしておいしかった。ボトルがおくすりの容器みたいな形をしていてびっくりしました」(瑠璃ちゃん)
「ドロップスなのに5年間保存できるのがすごい。味はとってもおいしかったです」(真緒ちゃん)
【どろだんご先生おすすめポイント】
ドロップは長い時間舐めていられるし、非常時に甘いお菓子を食べることはリラックスにもつながります。
缶が長期保存できるボトルになっていて非常食として販売されていることを知らない方も多いので、ぜひ1本置いておいてほしいです。お子さんと「何味にする?」と言いながら選ぶのも災害時の気分転換にもなりますよ。
⑦吉野家 缶飯 牛丼

※缶のフチで手を切ってしまうおそれもあるので、缶は大人が開けてください。

牛丼と豚丼の缶詰に使用しているお肉は、お店と同じものを使い、お米は宮城県・秋田県産の高機能玄米「金のいぶき」を使用。玄米は白米に比べて食物繊維やビタミンEなどの栄養成分が豊富です。

「牛丼が缶詰になっているの?」と興味津々の2人。ひと口食べてみて「おいしい!」と夢中になり、瑠璃ちゃんは、「おいしいからもう少し食べたい~!」と最後まで食べ切っていました。
「缶詰の中にお米が入っていてびっくりした! 味はおいしかったです」(瑠璃ちゃん)
「玉ねぎとお肉がやわらかかった~。4年も保存できるなんてすごいです!」(真緒ちゃん)
【どろだんご先生おすすめポイント】
温めずにそのまま缶を開けて食べられるのが一番のポイントです! 味も4種類あるので、選べるのが嬉しいですよね。この缶飯シリーズ、あまり知られていないので、広まってほしいなと応援しています。
実食前は「おなかすいた~」と言っていた2人でしたが、非常食の試食ですっかりおなかいっぱいに! 試食の感想を聞いてみると、
「非常食は前のイメージだとお湯とかを使わないとできないのかなと思っていたけど、おせんべいやチョコようかんなど、いろいろあってびっくりしました」(真緒ちゃん)
と、非常食に対するイメージが変わったことを教えてくれました。
「非常のときに食べるものだからおいしくないイメージがあるかもしれませんが、最近の非常食は、全体的に味のレベルが高いんですよ! おいしく日常的に食べられるものばかりなので、食べながらローリングストックしていくのがベスト。
また、子どもは知らない味を受けつけないことが多いので、ビスコやサクマドロップスのように、食べたことのある味が非常食になっていることをもっと知ってもらいたいですね」(どろだんご先生)
地震や豪雨など、災害が日常的に起こる日本。いざというとき、非常食は本当に役に立ちます。
今回気になったものはぜひ購入して、子どもと一緒に一度食べてみてくださいね。
撮影/安田光優
取材・文/石本真樹
どろだんご先生
2011年の東日本大震災時、災害救助で被災地に入り、災害に向けて各人が日頃から備えることの重要性を実感。防災士の資格を取得し、防災・減災に関するさまざまな活動を行っている。 また、世界2700ヵ所以上の砂場を巡り、砂場を安心して誰もが遊べる場所にするためのアドバイスやプロデュースを行いながら、砂の粒子、設計、水場、衛生管理、清掃方法など、さまざまな角度から砂場の研究をする砂場研究家。 土や砂にふれる楽しさをもっと知ってもらいたいという思いから、「ピカピカのどろだんごづくり」のワークショップを全国で開催中。 これまでのワークショップへの参加人数は子どもから大人まで、合わせて7000人超。子どもたちから呼ばれているあだ名は「ドロシー」。 https://sunaba-inc.com/
2011年の東日本大震災時、災害救助で被災地に入り、災害に向けて各人が日頃から備えることの重要性を実感。防災士の資格を取得し、防災・減災に関するさまざまな活動を行っている。 また、世界2700ヵ所以上の砂場を巡り、砂場を安心して誰もが遊べる場所にするためのアドバイスやプロデュースを行いながら、砂の粒子、設計、水場、衛生管理、清掃方法など、さまざまな角度から砂場の研究をする砂場研究家。 土や砂にふれる楽しさをもっと知ってもらいたいという思いから、「ピカピカのどろだんごづくり」のワークショップを全国で開催中。 これまでのワークショップへの参加人数は子どもから大人まで、合わせて7000人超。子どもたちから呼ばれているあだ名は「ドロシー」。 https://sunaba-inc.com/