寝台列車や食堂車 ビジネスジェットに零戦も!?  大迫力の乗り物天国「ユメノバ」を元鉄子の母がレポート

科博所蔵の超貴重な航空機、27台の歴代消防車、寝台特急内を探検【「ユメノバ」レポート前編】

北林 日菜

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小5男子&小2女子を育てる元鉄子、エニママライターの北林日菜です。

2024年2月、オープン翌週の茨城県筑西市の「ユメノバ」に行ってきました。乗りもの好き垂涎の、まさに「夢の場」の様子をレポートします。

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2024年2月11日、茨城県筑西市に「陸・海・空・宇宙が勢揃いのテーマパーク」のキャッチコピーのもと「ユメノバ」がオープンしました。実は元鉄道好きの私。母の期待に反して今まで乗りものに興味を持たなかった子どもたちですが、実際に連れていくと歴史的な乗りものに興味津々で、6時間あっても足りないほどでした。

「レールパーク」で初めての寝台列車を体験

入場後すぐに目につく「レールパーク」。新幹線、蒸気機関車(デゴイチ)、寝台特急が3台ドドーンと、こっちを見て待っています。

東京ドーム1.2個分の敷地を持つユメノバ。まずは入り口に一番近い「レールパーク」から見学します。

国内ではブルートレインのラストランに駆けつけ涙し、海外ではインドやタイの寝台列車で旅をしていた寝台列車好きの私。「北斗星」のなかに入れることに大興奮です。

寝台特急「北斗星」。ヘッドマークが鉄子の心をわしづかみ。

実際に宿泊するイベントも開催されたそうで、入り口にアメニティ置き場があったり、ふとんが置いてあったりしたので、寝台列車を見るのが初めての子どももイメージしやすかったようです。

「寝るなら絶対に上だよね!」 泊まる前提で妄想が始まり、盛り上がる兄妹。
北斗星の食堂車。ここでごはんを食べたらどんな感じなのかな……と、高級なコース料理を妄想してニヤつく兄妹。
食堂車の奥には厨房が。電車内に立派なレストランのような厨房があることに驚き、隅々まで見て回っていました。

実際に青函トンネルを通って上野・札幌間を往復していた寝台特急「北斗星」。当時に思いを馳せながら、車両を端から端まで堪能しました。

そのあとは旧国鉄常磐線を走っていた蒸気機関車「D51形」、東京・盛岡間を走っていた東北新幹線「やまびこ」、さらには水戸・鹿島神宮間を走っていた展望用の大きな窓がある観光列車「7000形マリンライナーはまなす」などを見て回りました。

「7000形マリンライナーはまなす」の最後尾車両。空き車両に置かれた鉄道ゲームは、子どもたちの心をがっちり摑んでいました……。(私は早く次が見たいんじゃ!)

YS11も! 実際のコックピット計器にびっくり

「科博廣澤航空博物館」。この建物のなかに、国立科学博物館所蔵のYS11など圧巻の航空機がなんと8機も!

レールパークからさらに奥に進むと、巨大な体育館のような「科博廣澤航空博物館」が現れます。ここには国立科学博物館所蔵の歴史的価値の高い航空機が展示されています。娘はYS11の左右の大きなプロペラを別の小さな飛行機だと思ったそう。この飛行機の一部だと知って驚いていました。

写真では迫力が伝わらないのが残念! 科博所有の戦後初の国産旅客機「YS11」。

着陸状態で展示された飛行機、上から吊るされたグライダーなど、空飛ぶ乗りものが好きなお子さんは大喜びしそうな夢の空間です。

1959年、南極に取り残された「タロ」と「ジロ」を救出した「シコルスキーS-58」。
ビジネスジェット機「ガルフストリームⅡ」のコックピット。実際に計器に触れ、これらを操縦するパイロットへの尊敬の気持ちが高まっていました。

このほか旧日本海軍の「零式艦上戦闘機(通称ゼロ戦)」など貴重な「そらとぶのりもの」がたくさん。

子ども向けのゲーム感覚のシミュレーターもあります。疲れたパパ・ママのために座れるスペース(本物の飛行機のシート)も充実していました。

本格的なフライトシミュレーターは少し大人向きかな……。子どもは隣のゲームのほうにハマっていました。

「しょうぼうじどうしゃじぷた」にも会える! 27台の歴代消防車がせいぞろい

未就学男児あるあると言えば「はたらくくるま」ブーム。毎日消防署に通い詰めた経験のあるママ・パパもいるのでは?

ユメノバにはなんと、初期のものから海外の珍しいものまで、歴代の消防車が27台も展示されているんです。特筆すべきは、見るだけでなく実際に乗れるところ。息子は手動サイレンを鳴らしてみて、その音の違いや仕組みに興味津々でした。

歴代消防車の展示。右手前に見えるのは、歴史的な消防器具や火消しの服など。
昔の消防車の運転席に乗ってみました。はたらくくるま好きにはたまりません!
絵本『しょうぼうじどうしゃじぷた』の再現カー。

息子が4歳くらいのとき、全部暗唱するほど好きだった「しょうぼうじどうしゃじぷた」の再現カーが展示されていました。「ちびっこでも、すごくせいのうがいいんだぞ!」帰宅後、ひさしぶりに絵本をひっぱりだしたのはいうまでもありません。

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年代別に展示された赤色警光灯を点灯させたり、サイレンを鳴らしたりできます。この音、わかっていても心臓に悪い……。

続きは【後編】へ! 紹介しきれない魅力がいっぱい

ユメノバをご紹介しました。まだまだ紹介しきれない広い敷地内……。【後編】では、小さなお子さんも喜ぶ室内の遊び場や、フォトジェニックなシルバニアの世界、また子連れで行く場合の注意点、施設の様子などもご紹介していますのであわせてお読みくださいね。

※掲載情報は2024年2月訪問時のものとなります。

【住所】茨城県筑西市ザ・ヒロサワ・シティ内
【電話番号】0296‐48‐7417
【営業時間】10:00~17:00(最終入場16:30)
【定休日】月曜日(月曜休日の場合は翌日。大型連休・年末年始等は別途設定)
【入場料金 ユメノバ 園料(※1)】
・大人……2,500円
・お体が不自由な方(※2)……500円
・高校生・大学生……1,000円
・中学生……700円
・小学生……500円
・未就学児(※3)……無料
・未就学児の団体……有料
 ※1 10名を超える団体でのご入場の場合は、事前にご連絡ください。
 ※2 お体の不自由な方の付き添いは1名まで同額での入場が可能です。
 ※3 未就学児だけでの入場はご遠慮願います。
【HP】https://www.shimodate.jp/

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きたばやし ひな

北林 日菜

Hina Kitabayashi
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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