ハーブ大好き「小6男子」が選んだ好きな「ハーブ」ベスト5&ママの「おすすめレシピ」

生活がワンランクアップ ハーブのある生活の魅力を小6男子が語る

北林 日菜

※記事内写真はすべて撮影:北林日菜

小6男子と小3女子の子育て中、エニママライターの北林日菜です。我が家の小学6年生の息子はハーブが大好きな少年。今回はハーブが身近にある生活について、ハーブ男子とともにお伝えしたいと思います。

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以前の記事でもご紹介したとおり、我が家は庭で家庭菜園をしています。野菜たちの間に生えているのがハーブの数々。息子は幼いころからやや大人びた味覚の持ち主で、6年生になった今では、立派な「ハーブ好き男子」に成長しています。

参考:「家庭菜園で食育も自由研究も 夏休みに自家製野菜のピザを食べるまでをママが伝授」

※ハーブの種類によっては、妊娠中の女性や小さなお子さん、アレルギーや持病をお持ちの方などは体調に問題が生じる可能性があります。事前に医師にご相談ください。また過剰摂取による影響にもご注意ください。

日常にちょこっとプラス ハーブのある生活

我が家のハーブのラインナップは、ローズマリー、タイム、オレガノ、レモンバーム、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、ホーリーバジル、スイートバジル、フェンネルなど……ここまでは食べられるもの。

食べられないハーブの代表は「イブキジャコウソウ」。ハーブ男子が旅行先で1株買ったものが増えて、庭のグランドカバーになっています。数種類のラベンダー、ユーカリの木、ゼラニウムなど、香りがよく目で楽しめるものもあります。

ハーブが身近にある生活のよさは、なんといっても日常が少しだけランクアップ……した気持ちになれるところです。

例えばハンバーグやパスタソースなどのひき肉料理には、摘みたてのオレガノをプラス。瓶詰のドライハーブとは香りがまったく違うので、ぐっと本格的な味になります。「今日はハンバーグにするよ~」と声をかければ、兄妹が争ってたっぷり摘みに行ってくれます。

オレガノ、タイム、ローズマリーを刻んで入れた「ハーブたっぷりハンバーグ」。付け合わせのパセリも庭から。

物価高の今。お買い得品のお肉やお魚も、フレッシュなハーブを合わせるだけでちょっと高級感が出せます。鶏もも肉に塩をなじませて、ローズマリーの香りをうつしたオイルで焼くだけで褒められる一品になります。

超手抜き料理なのに、子どもから尊敬してもらえるハーブマジック。

ハーブ男子が魚料理に使ってほしいと言った「フェンネル」は成長が早すぎてすごい量に。大量消費すべく、柑橘、レタスと和えてサラダにしました。

ドレッシングは、柑橘のしぼり汁・塩・オリーブオイル・ナッツでシンプルに。

ハーブと言うと「洋」のイメージかもしれませんが、「和」のハーブも便利です。勝手に生えてくるシソは夏のそうめんに、ドクダミは虫除けに、と活用しています。

ハーブ好きの小6男子が選ぶ 好きなハーブランキングBEST5

せっかくの機会なので、ここからは我が家のハーブ好き男子に魅力を聞いてみます。母である私も、改めて聞いたことがなかったので楽しみです。

友達との鬼ごっこから帰ってきて汗だくのハーブ男子に、インタビューしてみます。

Q.好きなハーブランキングBEST5を教えてください。
A.はい、発表します!

第5位:オレガノ
「パスタやハンバーグに入れたときに、存在感があるから」

第4位:アップルミント
「ハーブティーにしたときの甘い香りが最高。砂糖がなくても甘味を感じてたくさん飲めるのがすごいから」

第3位:パクチー(コリアンダー)
「クセのある香りだけど、タイ料理に使うとアクセントになって飽きさせない。あと単純に香りが好きだから」

第2位:月桃(げっとう)
「こないだ石垣島で初めて月桃茶を飲んだらあまりのおいしさにハマった。さわやかで夏にぴったりだから」

第1位:スイートフェンネル
「香りが好きなのと、いろいろな使い方ができるから。魚も肉も相性がいいし、マッシュポテトに混ぜたポテトサラダもおいしかった」

Q.ハーブの好きなところは?
A.いつもの料理にハーブをプラスするだけで、香りに変化がついて飽きなくなるところ。

Q.ハーブの一番の魅力は何ですか?
A.ハーブの種類によって合う食材が違うので、どんなものに合わせるか考えるのが楽しみなところ。

Q.ハーブがある生活をどう感じていますか?
A.ハーブが身近にあると食生活が豊かになる。庭にあるとすぐに摘めて、売っているのと比べて香りが段違いにいい。気軽に野菜みたいな感じで食べられるのもいい。学校から帰ってきたときに、庭のハーブを摘んで香りをかぐととてもリフレッシュできて嬉しい。

Q.読者の皆さんにメッセージはありますか?
A.ハーブはクセがあるから嫌う人も多いけれど、最初はアップルミントやローズティーなどから飲み始めると、香りに慣れて楽しめるようになると思う。その先で、僕のように月桃茶のような変わった香りも楽しめるようになるから、まず一歩踏み出してみてほしい。自分で育てると、愛着がわいて食べてみようと思えるのですごくおすすめ!

我が子なら驚くほどの熱量で答えてくれました。ちょっと得意げなところも……笑えます。

前からやりたかったこと! 自分でハーブティーをいれる

以前からハーブティーをいれる全工程を一人でやってみたかったそう。ちょうど花が咲き始めてしまったレモンバームで、ハーブティーを作ってもらいました。

◆自分でハーブティーを入れてみる

1.ハーブを摘む。先端部分のふわふわ柔らかい葉のほうが香りがいいみたい。
2.摘み取ったハーブを流水で手早く洗う。
3.お湯を注ぎ、5分蒸らす。これはかなりたっぷりめ。
4.カップに注ぐ。
5.レモンバームティーを召し上がれ! はちみつやお砂糖は入れないほうがおすすめ。

◆家族の感想は?

家族全員でいただきました。石垣島でハーブ男子がハマった「月桃茶」を飲んで「色のついたお湯」と表現したパパ。なんとこのレモンバームティーに関しては「おいしかった」という感想が! 収穫したてのフレッシュハーブは香りも味も強かったのがよかったよう。(ただ、後日息子が入れた「フェンネルハーブティー」には「病院みたいな味」との感想でした……)

「あぁ~いい香り~落ち着く~」と幸福感に酔いしれているハーブ男子。

種まで有効活用! コリアンダーシードのしょうゆ漬け

最後に、ハーブで作る調味料をご紹介します。うちでは娘以外がアジア料理大好きで、庭のコリアンダー(パクチー/香菜)をよく使うのですが、以前1株植えたものが冬越しして、こぼれ種で大量増殖し、今年はさらに花まで咲かせてしまいました。

種を採るためには完熟する夏の終わりまで待たなくてはいけないのですが、玄関を出るたびに漢方薬みたいな匂いが立ち込めてきたので、さすがに近所迷惑かも……。と思い、未熟な種を収穫して「コリアンダーシードのしょうゆ漬け」を作ってもらいました。

◆作り方のご紹介

1.コリアンダーの種を青いうちに収穫する。
2.1粒1粒ばらばらにする。指の間からプチプチ落ちていくのはクセになる触感!
3.洗って乾かしたら、しょうゆ・生にんにく・唐辛子に漬けて完成。

◆食べ方

驚くほど何にでも合うので「もっと作っておけばよかった!」と後悔したほど。カリカリに揚げた豚肉にかけたり、チャーハンやパスタの味付けに使ったり、カレーの隠し味に入れたり、麺類に入れてアジアン風に仕上げたり。ハーブ男子は、ごはんにコリアンダーシードをのせるのがお気に入りです。

◆葉~花~種まで楽しめる!

レタスやブロッコリーなど、葉や花蕾を食べる多くの野菜は、花が咲くと固くなり、おいしくなくなってしまいます。パクチーは葉だけでなく花にも香りがあり、種まで楽しめて、しかもまた増えていくのが魅力。ただどこまで増えるか怖くはありますが……。

マンションでもOKなキッチンハーブから始めてみては?

バジルはピザやパスタ、タイ料理のガパオなど使い道が多いのでおすすめ。

ハーブ男子が「夕飯はこんなハーブを合わせてみたら?」などと魅力的な提案をしてくれることがあり、母である私もますますハーブの魅力にハマるスパイラルが起きています。これからも家庭菜園の隙間に、さまざまな種類のハーブが増えていく予感です。

もし庭がなくてもハーブであれば家庭菜園よりハードルの低い「キッチンハーブ」から始められます。マンションのキッチンに1株でもあれば、生活が変わること間違いなし!

ハーブ男子のメッセージにあったように、ぜひ1株から始めて魅力を知ってもらえたらうれしいです。

【ご注意】本記事でご紹介したハーブは、種類によっては、妊娠中の女性や小さなお子さん、アレルギーや持病をお持ちの方などは体調に問題が生じる可能性があります。事前に医師にご相談ください。また過剰摂取による影響にもご注意ください。(ご紹介したハーブのうち、ローズマリー、フェンネル、レモンバームは妊娠中は避けたほうがよいと言われています。ご注意ください。※参考文献:「心と体の不調に効く ハーブティーブレンドBOOK」おおそね みちる/著 講談社

きたばやし ひな

北林 日菜

Hina Kitabayashi
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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