【早期英語教育】のメリット&デメリット 「子どもがルー語を連発!」経験者ママが明かす真実

後悔しないためには親が「英語教育のゴール」をしっかり意識することが大切

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7歳差のきょうだい(小学校高学年、未就学児)を育てているママライター・あゆみです。

この記事では、私が我が子に「早期英語教育」をおこなって感じたメリット・デメリットについてみなさんにお伝えしたいと思います。

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私は、今は小学校高学年になった上の子を、1歳半~年長まで私立のインターナショナルスクールに通わせていました。

卒園して公立小学校に入学し、数年が経った今、英語早期教育は高校卒業くらいまで親がやりきる覚悟がない限りは手を出さないほうがよい、としみじみ思っています。

今日はそんな私が感じている早期英語教育のメリット・デメリットについて、実際のエピソードを交えてみなさんにお話ししたいと思います。

デメリット1:トイレがdarkでI'm scared!? 小学校でルー語を連発!

「早期英語教育」と検索すると、関連語として「ルー語」と表示されることがあります(ルー語:ルー大柴さんが使うような、英語と日本語を織り交ぜた話し言葉)。早期英語教育の影響として気になる親御さんが多いからかもしれません。

では我が子の場合はどうだったか? というと……はい! みごとに『ルー語の使い手』になりました。

特に印象的だったのが、公立小学校に入学した直後のエピソード。トイレの照明のつけ方がわからなかった上の子が、担任の先生に「トイレがdarkでI'm scared(暗くて怖い)」と話したそうなのです。

ほかにも、お友達とのかけっこで「あのgrassまでready, set, go!(あの芝生までよーいドンしよう)」と言ったり、クラスにサポートで入ったベテランの先生を「Teacher ユキコ」と呼んで驚かせたりと、ルー語にまつわるエピソードが多数残っています。

「英語が話せてすごいね」「楽しいね」と笑ってくれる先生やお友達に囲まれていたのが幸いでしたが、環境によってはからかいの対象になったかもしれない……と考えると、私にとってはこの「ルー語が出るようになる」ことはデメリットに感じました。

デメリット2:国語力が弱い! 追いつく努力をしているうちに英語力がみるみるダウン

日本語も正しく使えるようになってほしい、という思いがあったので、夕方に帰宅して以降は、英語は基本的にはナシに。親との会話は100%日本語でおこない、日本語の絵本も意識してたくさん読み聞かせて……と、日本語にたくさん触れさせる努力をしていました。

「その甲斐あって肝心の日本語力も問題なし!」と思っていたのですが……。

いざ小学校に入学してみると、算数の文章問題をきちんと理解していなかったり、国語のテストで問われている内容について正しく把握できていなかったりと、「なんだか国語力が弱いかも」と感じるケースがぽつぽつと出てくるようになったのです。

同じレベルの英文についてはスラスラと読みこなしていたので、「これはインターで英語漬けだった影響だろう」と判断。

そこから日本語のドリルや読書で追いつく努力をはじめましたが、その分減っていくのが英語に触れる時間。数ヵ月の間に、みるみる英語力が落ちていくのがわかりました……。

まさに、「あちらを立てればこちらが立たず」な状態。英語も日本語もどちらも! というのは難しいと実感しました。インターに通った数年間が水の泡に……? と、脱力したのを今でも覚えています。

デメリット3:同じ進学先のお友達はゼロ 友人作りに苦労

幼稚園・保育園代わりにインターナショナルスクールを選択するご家庭は少ないため、同じ小学校に進学したお友達はなんとゼロ。上の子の場合、はじめの1週間はクラスの雰囲気になじめず、明らかに苦労している様子がうかがえました。

「僕だけ友達がいない」「僕は友達なんていらないよ」と強がる我が子を見ては、「私が考えなしにインターナショナルスクールに通わせたからだ……」などと心が痛んでいたのを覚えています。

メリット1:英語は今でも大好きで得意意識も強い

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前半ではデメリットについて饒舌にお話ししてしまいましたが、もちろんメリットも感じています。私が一番よかったと思っているのが、本人が「僕は1歳から英語をやっているから得意」と強い自信を持っていることです。(もともと自己肯定感が高い大らかな性格だということも関係していそうではあります)

英語の授業では積極的に手を挙げて、はちゃめちゃなブロークンイングリッシュでも自信満々に披露。もちろん正しい英語であるに越したことはないのですが、英語を話すことに抵抗がないのは大きな強みだ! と、私は前向きにとらえています。

また、学校や英会話スクールで開催される英語のスピーチコンテストにも、自ら進んで参加します。なぜなら「僕はみんなより英語ができる」という自信があるからです(私は「それはどうかな……?」と、心の中でツッコんでいるのですが)。

特別よい成績を残したことはないのですが、それでも機会があれば参加しているのは、「自分は英語が得意」という意識があるからだと感じています。

メリット2:多様性を自然と認められる子どもに

インターナショナルスクールには、先生・お友達ともに多種多様な国籍・人種の人たちが集まっていました。

物心つく前から、本当にさまざまなルーツやバックグラウンドを持つ人たちと密に触れ合っていたおかげで、我が子は相手がどんな人種なのか、なんの言語を話すのか……という点で人を判断することはまったくない様子です。

コロナ禍前に数回行った海外でも、肌や髪の色など、見た目の違いを気にする様子はぜんぜんなく、お得意のはちゃめちゃな英語を使って、毎回たくさんのお友達を作っていました。

メリット3:英検に慣れていて抵抗がない

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早期英語教育のスクールや教材の宣伝文句でよく見る、「5歳で英検◯級!」といった謳い文句。上の子が通っていたインターナショナルスクールにも、「低年齢で英検を取得するのはすごいこと。なるべく受験したほうがよい」というような雰囲気がありました。

上の子も年少からジュニア英検の受験をスタートし、年長で英検3級を取得するまで、クラスメイトと一緒に半年に1回のペースで何かしらの英語の資格試験を受験していたので、小学生になった今でも英検を受けることに抵抗がない様子です。これは、小さいころから無理のない範囲で受験していたメリットだなと感じています。

ちなみに……年長で英検3級を取得したと書きましたが、その1年後に過去問を解いてみたときには合格点にまったく達しませんでした。子どもの場合、身につくのも早ければ、抜けるのも早いんですよね……。次回の英検で、3級をもう一度受験する予定です(あぁ切ない……)。

早期英語教育は、ゴールを定めて計画的に!

これまでにお話ししてきたような経験から、私としては「インターナショナルスクールに入れるくらいしっかりと早期英語教育をおこなうなら、高校・大学までやりきる覚悟で取り組む」のがよいと思います。(インターナショナルスクールで学び、その後も経験を生かして有意義に過ごしている方もいらっしゃると思いますが、我が家の場合は「英語が得意になってほしいな~、でも日本語もしっかりできてほしい」程度のあいまい、かつ理想ばかりが先行した理由でなんとなく入れてしまったために、このような感想になったのだと感じています)

ちなみに私は、下の子については「英語に親しんでくれればOK」だと思ったので、インターナショナルスクールには通わせていません。自宅でマザーグースや英語絵本の朗読をかけ流したり、英語のポスターをお風呂に貼って一緒に眺めたりする程度の、ゆるい「おうち英語」を実践しています。

繰り返しになりますが、子どもの英語は身につくのも早ければ、抜けるのも早いものです。高い学費や高額な教材費に後悔することがないよう、これから早期英語教育をはじめようというみなさんには、子どもをバイリンガルに育てたいのか、それとも英語に親しんでくれればOKなのか……など、ご家庭なりの「英語教育のゴール」を設定し、そこに向かって計画的に進めることをおすすめします。

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