小学生の読書事情!「我が子の読書」に関するママたちの悩み・不安とは

ほとんどのママが「子どもに好きな本を選ばせている」ことが判明

コクリコラボ

今回のコクリコラボのテーマは「小学生の読書」。

「子どもが読む本はだれが選ぶ?」「読書についての悩みや不安はある?」というお題について、小学生の子どもを持つママを対象としたアンケート・座談会を実施しました。

「コクリコラボ アンケート」
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年9月2日〜2022年9月12日インターネット上で実施。
有効回答数は94件


※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

読み聞かせは「小学1年生までに卒業」が約8割

コクリコラボアンケート

「絵本の読み聞かせはいつまでしていましたか?」というアンケートでは、年中、年長、小学校1年生の3つの回答が約8割を占めました。

小学生からは読み聞かせから、ひとり読みに移行していることがわかります。

では、小学生の読書事情についてさらに詳しく見ていきましょう。

子どもが読む本、だれが選ぶ?「自分で好きな本を選ぶ」が最多

小学生の子どもがいるママ(53人)を対象とした、「子どもが読む本は誰が選びますか?(3つ選択可能)」というアンケートに対して、一番多かったのは「子どもが自分で好きな本を選ぶ(51人)」という回答。

ほとんどのママが、子ども自身に好きな本を選ばせていることがわかりました。

そのあとに、「親が子どもに読んでほしい本を選ぶ(41人)」、「学校や習いごとでおすすめされた本を親が選ぶ(32人)」が続きます。

座談会ではこんな「本との出会いかた」エピソードも

座談会に参加したママたちからは、「小学生低学年の子がどのように本に出会うのか」というテーマについて、経験談をたくさん聞くことができました。

・息子の誕生日やクリスマスプレゼントとして、遠方に住む祖父母(主人の両親)から絵本が送られてくる。

祖父母や友人から本をプレゼントされたことがあるママは、きっと読者にも多いでしょう。

・好きな絵本作家の絵本や好きなジャンル(恐竜、サッカーなど)を探して読む。

子どもの好みを観察し、好きそうな本にあたりをつけて与えている、というママも。

・マクドナルドのハッピーセットについている絵本、図鑑。(とても気に入っている)

オマケとしてついてくる本も、実はあなどれない! というリアルなコメントも寄せられました。

気になる小学生の読書事情 ママたちはこんな悩みや不安を抱えている

小学生の子どもに読書習慣をつけさせるために、試行錯誤するママたち。悩みや不安があるというママたちからのコメントをみてみましょう。

同じような本ばかり読む

・学校の図書館から借りてくる本はジャンルがいつも一緒で同じものを何回も借りてくる。
・興味のある本ばかり読み、ほかの本には目もくれないのが強いていえば悩み。でもまだ小2なので、読んでくれるだけでじゅうぶんかなと今は思っています。


多くのママたちからあがったのが、「好きな本ばかり読む」「ジャンルにかたよりがある」という悩み。コメントのママのように、「読んでくれるだけでじゅうぶん」と余裕をもって接することができるとラクかも。

内容を理解しているのか不安

・読むスピードが早いので、本当に読んでるのかな? と疑問に思うこともある。

「内容を理解できているのか不安」という声も多く寄せられました。

・内容を理解しているかどうか気になることがありましたが、時々どんなお話だったか聞いてみたり、交代で音読したりしました。

こちらのママのように、読書後の子どもとの関わりかたを工夫してみると、変化があるかもしれませんね。

字が多い本を読まない

・漫画ばかり読んでいる点が心配です。
・字が多い本を読まない。図鑑が好き。


漫画ばかり読む、字が多い本を手に取らない……。たくさんある「小学生あるある」の1つでは?

時間を確保するのがむずかしい

・いまの小学生は習い事に忙しく、読書時間の確保も優先的にとらないと意外とない。
・小学生になり、宿題や習い事、放課後遊びなど過ごし方がかわり、読書をする時間がほとんどなくなってしまいました。


小学生ママならきっと誰もが共感する、「小学生には意外と時間がない!」というコメント。遊びに宿題に、習いごとに……と、忙しい小学生が多いようです。

ほかにもこんなエピソードが

・〇時まで本を読んだらゲームしていいよといえば、時計ばかり気にして読まず、〇冊読んだらゲームしていいよといえば、パラパラ本をめくって、読んだからゲームしていい? というので、どうしたらいいのか悩んでいます。

これは読書に限らず、宿題や勉強など「なにかに取り組ませたい」ときにも悩むママが多いのでは。筆者も「わかる!」と深く共感しました。

・今小6の娘は本を読むのが好きで、学校や地域の図書館に通っているようなのですが、私が昔好きでよく読んでいた伝記が娘も好きなようでビックリ。伝記が好きという話はしたことがなかったのに……。私の娘だな、と思いました。

読書を通じて、娘さんとの思わぬ共通点を見つけたというママからの、心あたたまるエピソードです。

「ママの期待」「子どもの好き」間のギャップが悩み・不安につながっている

今回のアンケート結果から、多くのママたちが「子どもには好きな本を読ませたい」と願い、実際にそうしていることがわかりました。

その一方で、ママが持つ「子どもにこんな読書体験をしてほしい」という期待と現実のギャップが、悩みや不安につながっていることも、同時に読み取れました。

なかなか自分一人では答えが出しにくい、小学生の読書についての悩み。専門家が提案する読書の方法を取り入れてみてもいいかもしれません。

▼専門家が紹介する「子どもを本好きにする」「子どもの読書好きにする」方法はこちらから

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こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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