96.1%のママが「我が子だからこそ」のイライラ体験 「ウソ・性格や成長が気になる」高熱量エピソード
注意しても直らない、ウソをつく、性格・成長が気になる… ママたちが抱える我が子へのイライラ・モヤモヤ
2024.04.16
今回のコクリコラボは、「我が子だからこそ感じてしまうイライラ・モヤモヤ」がテーマです。
「我が子なのにイライラ・モヤモヤする」と自己嫌悪におちいる一方で、「我が子だからこそイライラ・モヤモヤしてしまうのだ」という気持ちも同時に湧き起こる……。この感覚に、共感してくれるママは多いのではないでしょうか。
コクリコラボのママたちからも熱量の高い回答がたくさん集まりましたので、さっそくみなさんにご紹介させていただきます。
目次
コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年2月6日~2月19日インターネット上で実施。有効回答数は134件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
96.1%のママが「ある」と回答 我が子だからこそイライラ・モヤモヤした経験
「我が子だからこそモヤモヤしたり、イライラしたりした経験はありますか?」という質問に対して、58.6%のママが「よくある」と回答。「たまにある」と回答した37.5%のママの数と合わせると、なんと96.1%のママが「ある」という結果となりました。
「どんなところにモヤモヤ、イライラしたり、失望したりしましたか?」という問いに対して、回答数が一番多かったのが「子ども自身の性格」。そのあとに僅差で「親への態度」「わがままを言った」「乱暴なふるまいをした」「ウソをついた」が続きました。
また「そのほか」には、
・片づけができない
・何度言っても直らない
・偏食
・マナーやルールを守れない
といった、より具体的、そして共感必至の回答がずらりと並びました。
とまらない共感 我が子だからこそのイライラ・モヤモヤエピソード集
続いて、ママたちから集まった「我が子だからこそイライラ・モヤモヤしたこと」についてのエピソードをみなさんにご紹介していきます。
まず回答数が多かったのが、日常生活に関わる内容です。
・オモチャや、家の備品などを元にもどさず散らかして、片づけるといいながらしない、無くしたものを自分で探そうとせずにすぐに見つからない、代わりに探してという。
片づけない、そしてその結果見つからなくなったものを探すときには親を頼る……。「だから片づけるようにいったでしょ!」と小言をいいたくなりそうです。
・平日の朝やならいごと、お出かけなどの前、「⚪︎時に出るからね」「ごはんモグモグしてますか?」「お着替えはいつするのかな?」と5分おきくらいに声をかけているにもかかわらず、とにかくギリギリまでボーっとしている。
よい面も多いマイペースな性格も、度を越して日常生活に支障が出ると、ママとしては困ることもありますよね。
・絶対にバレる、しょうもないウソをついたとき。「手は洗った? ちゃんとうがい薬使った?」という私の問いかけに対して、「うん! やった~!」と……。え? うがい薬は空っぽなはずですけど? なんでそんな小さい噓をつくかね? バレるって思わないの? と小さなけんかから大きく発展してしまいイライラ……。
このような「ちょっとしたウソをつく」ことも、多くのママが経験する「子育てあるある」のひとつでは?
・約束を守ってくれない。公園からなかなか帰ってきてくれないなど。
ウソと同じような理由でイライラ・モヤモヤするのが「約束を守らない」こと。日常生活におけるちょっとしたことでも、ウソをつかれたり約束を守ってくれなかったりすると、やっぱりイライラ・モヤモヤするものでしょう。
同じ日常生活についてでも、ちょっと違う観点からのモヤモヤを抱えているママもいるようです。
「社会の一般論と自分が思うことのギャップを感じてモヤモヤするときがあります。
たとえば、一般的には『YouTubeを見すぎると目が悪くなるから時間を決めて』と言われていますが、それってどこまで本当なんだろう? 科学的に立証されていたっけ? と疑問を感じることがあります。
疑問を感じて調べてみたところ、長期観察の記録ではなかったり、一方で好きなことには集中させるべきということもあったりと葛藤を感じます」
こちらは、座談会に参加してくれたSさんが話してくれたエピソードです。子どもの言動というよりも、一般常識とママ自身の本音との板挟みになってモヤモヤする……これも多くのママが経験したことがあるのではないでしょうか。
これらのような日常生活にまつわるものと並んで、子どもの性格についてのエピソードも多く集まりました。
・がんこで負けず嫌いな、自分に似ているところが見えると、自分の娘なんだなーと思いつつモヤモヤすることがあります。
・無意識に娘に自分の嫌なところを重ねて、より強い拒否反応を示してしまうのは申し訳ないなと思う。
自分自身の性格と似ているがゆえにイライラしてしまうという、同族嫌悪的なイライラについて回答してくれたママも。まさに「親子だからこそ」のエピソードです。
・慎重派の息子ははじめてのことはなんでも「できないからやりたくない」という。「はじめからできる人なんていないんだからできなくてもいいの!」と何度も繰り返し、少しずつはじめてのことに挑戦できるようになってきた。
「すぐにできないと言う」という回答も、複数のママたちから寄せられました。自分に自信を持って挑戦してほしいのに……という、ママの愛情や期待があるからこそのイライラですよね。
・6歳でまもなく小学生なのですが、トイレで排泄が難しいので、焦りからイラッとしてしまいます。
このような「子どもの成長」についての回答も。座談会では、
「子どもが幼稚園に通っているときに、ひらがなが読めないのは自分の子どもだけな気がしてモヤモヤしました。周りの子は読めないけど書ける、逆に書けるけど読めないなど、なにかしらできる様子で、どうしてうちの子だけ? このままずっとこうなのかな? と。
わざわざ園長先生に、うちの子だけできないのは大丈夫ですか? と聞きにいった記憶もあります。園長先生には『全員ができるわけでもないし、子どもによって成長スピードは違うものだから、全然あせることないよ』といわれました」
と、ほかの子と比較してモヤモヤしたというご自身の体験談を話してくれたママがいました。
そして、日常生活についてのエピソードと並んで数が多かったのが、友達やきょうだいといった「他者との関わり方」についてのものです。
・5歳の娘ですが、お友達に対して強い言葉を使ったところを見てモヤモヤしました。まだまだ年齢的にみんなそうなのかもしれませんが、自分の思いどおりにお友達が動いてくれないことに対して、強く指示をしていました。親としては、どんなお友達にも優しくあってほしいと思いますが、これからたくさん学んでいってほしいです。
・突発的に友達の嫌がることをすることがある。すぐに謝ることもあるが、納得いかないと「疲れた」「帰りたい」といって謝らない。
友達に対して攻撃的だったり、嫌がることをしていたりする場面を見てモヤモヤした……という回答です。
逆に、
・いつも仲間はずれにする子と、翌日にはケロッとして友人関係を続けている。いじめにつながらないか心配だし、親としては毅然と対応してほしいけど口出ししすぎるのもと思いモヤモヤ。
自分の子どもが仲間はずれにされたり、嫌がらせされたりするのを見て……というママも。どこまで口出ししてよいものか、というモヤモヤも、共感ポイントとして挙がりそうです。
我が子なのにイライラ・モヤモヤするのは、そこに愛情があるから
ほかの子に対しては寛大でいられることでも、いざ我が子となるとイライラ・モヤモヤを感じてしまう……というママは多いと思いますが、その背景には「子どもを想う気持ち」があるのではないでしょうか。
たとえば「慎重派でイライラする」のは、もっと自分を信じて行動を起こすことでよい人生を歩んでいってほしいから、「ウソをつかないでほしい」のは誠実で信頼される人になってほしいから……というように、子どもに対する親の願いがあるからこそ、イライラ・モヤモヤするのだろうと思うのです。
すべての回答を読んだ筆者は、背景にあるであろう親から子どもへの大きな愛情を感じました。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )