入園・入学・クラス替え…「新生活の不安」をなくす対策を先輩ママが伝授

ママたちがおすすめする不安を軽減する対策とは?

コクリコラボ

写真:アフロ

今回のコクリコラボの調査テーマは、ママたちが抱える「新生活のモヤモヤ」についてです。

この記事では、「新生活を迎えるにあたっての不安」に焦点をあてて、先輩ママたちの体験談や、不安を軽減するためのアドバイスをご紹介します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年12月28日~2023年1月10日インターネット上で実施。有効回答数は72件

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

ママたちがもっとも不安を覚えたのは「入園・入学」のタイミング

コクリコラボアンケート

どの親子も、何回かは経験することになる「新生活」。

「新生活において、一番不安だったことは?」という質問に、過半数(58.3%)のママが「入園、入学」と回答しました。

「不安はなかった」と回答したママは7人(9.7%)と少数派という結果に。

不安の内容として一番多かったのはやはり、「子ども自身についての不安」。

・新しい先生や友達と馴染めるのか不安でした。(クラス替え)

・人が多いと緊張して固まってしまうので、楽しく過ごしていけるか不安だった。(入園)

・転勤族。現在小3の息子は転園3回、転校1回。そのたび、新しい環境に馴染めるか、友達ができるのか? とヤキモキしました。(引っ越し、転校)


このような「環境に馴染めるか、楽しく過ごせるか」という内容や、

・給食の不安(入学)

・運動が苦手な子なので、体育についていけるか不安だった。(入学)

新生活先でのプログラムに適応できるのか、という不安が中心でした。

また、

・保育園にいくらかかるのか。(入園)

・仕事で48時間以上働けるか、などが不安でした。(入園)

・幼稚園の送り迎えで、必ず園庭で遊んで帰る活発な子なので、その間ママさんたちと上手にお話しできるか不安でした。(入園)


こういった「ママ自身の不安」について回答してくれたママもいました。

先輩ママからのアドバイス集 新生活への不安にどう対処する?

つづいて、「新生活への不安」を経験したママたちから集まったアドバイスをご紹介します。

生活習慣を整える

・小学校に上がるお子さんは、目覚まし時計で一人で起きる練習をしておくといいと思います。

・自分で準備ができるように、マスク、ハンカチ、靴下、給食袋置き場をまとめて作ったことはよかった。


新生活の始まりとともに、生活習慣が大きく変わるという人も多いでしょう。急な変化に慌てないように、できる範囲で備えておくとよさそうです。

事前に情報収集しておく

・ママ友から情報収集、もしくはネットで情報検索。

・地域の子育て支援施設や公園、図書館などを調べて出かけると、同世代のママと交流ができ、情報収集しやすいと思います。

・持ちものや園の様子を、すでに子どもが保育園に行っている知り合いに聞いたり、支援センターの先生に聞いたりしたことで、少し安心できた。


事前に情報収集しておくことが、精神的な備えになると回答してくれたママも多数。インターネットはもちろん、ママ友からもリアルな情報をもらえそうです。

また、知り合いやママ友以外の情報収集先として、支援センターや図書館といった公共機関を挙げてくれたママも。

不安を一人で抱え込まずに助けをかりる

・自分だけで抱え込まず、周囲の方々に助けてもらうことが重要。子どもの不安な部分を、新担任の先生に伝えて相談できる環境をつくっておく、など。

・教育委員会、校長、支援員などに相談して、繫がりをつくる。


我が子についての不安や悩みは、ついつい一人で抱え込みがちなもの。周囲を巻き込んで、一人で抱え込まないようにする意識も持っておくとよさそうですね。

子どもと一緒に新生活のシミュレーションをしておく

・我が子のように、環境の変化が苦手な子には、シミュレーションや説明がとても必要でした。新しい生活にマッチした絵本や動画など、プラスの情報を与えて新しい環境に挑むと、子ども自身の不安が拭えると思います。

未知なる新生活に漠然とした不安を覚えている子どもには、事前のシミュレーションが有効かもしれません。絵本や動画といった身近なツールを使えば、親子間の楽しいコミュニケーションにもなりそうです。

座談会に参加してくれたママのなかにも、

入学式後の生活に慣れるために、4月1日から1週間くらいかけて、登校時間までに準備ができるようにシミュレーションをしました。そこでやっぱりバタバタすることがわかって、やっておいた分、気持ちの面でも時間の面でも早く慣れることができました。

と話してくれたママがいました。

前向きな声かけ・ふるまいをする

・子どもが不安を口にしたら前向きな言葉を返す。パパとママはなんにも心配していないよ、というふるまいをする(実際はしていても)。

・先の不安を解消できるように、「楽しみだね」とよいイメージを話す。

・子どもにどんな楽しいことが待っているかをたくさん想像させてあげたのはよかったかな? と思います。


多くのママが挙げてくれたのが、「ポジティブな声かけやふるまいをする」というアドバイス。「ママ自身が笑顔で過ごす」と回答してくれたママもいました。

多方面から事前の準備をしておくことが不安の軽減につながる

今回の調査を通して、事前の準備が「新生活の不安」を軽減してくれることがわかりました。

今回集まった回答のなかで、特に筆者の印象に残ったのが、

・案ずるより産むがやすし! 子どもの適応能力はとてもすごいです。思った以上にすぐに学校になじんで楽しそうに通っていました。

・子どもの異文化適応能力は本当にすごいので信じてあげてください! ママが不安な顔をせず、親子で笑顔で挨拶を心がければ受け入れてくれると思います。


こういった「子ども自身を信じる」というコメントです。

筆者自身は心配性なのですが、子ども自身が持つ力を信じて、最後はゆったりと気楽にかまえてみてもいいのかもしれないと思えました。

みなさんの「新生活」が楽しいものになりますように。

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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