子どもの支度や準備どこまで手伝う? 先輩ママが明かす実態と対策

支度や準備は自分でやる子が約半数 とっておきの忘れもの対策も

コクリコラボ

写真:アフロ

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子どもが小学校に入って、「こんなにも支度や準備を手伝わないといけないの?」と驚いたママも多いのではないでしょうか。園時代との違いに加え、ママの子ども時代との違いもあるようです。本記事では子どもの支度や準備にまつわるモヤモヤ、そして先輩ママからのわすれもの対策アイデアをご紹介します。

コクリコラボアンケート 「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年12月28日〜2023年1月10日インターネット上で実施。
有効回答数は72件
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもの支度や準備、ママはどこまでかかわる?

コクリコラボの調査でも、「小学1年生の子どもの行動でモヤモヤしたこと」を聞いたところ、「わすれもの」と同数で1位にランクインしたのが「支度や準備」でした。他の家庭では、支度や準備にママはどこまでかかわっているのか気になるママも多いのではないでしょうか。

コクリコラボアンケート

小学生以上のお子さんがいるママに「学校の支度や準備にどこまでかかわっていますか?」と質問したところ、約半数のママが「すべて子どもがやっている」と回答。「親子でやることを切り分けている」や「親子で一緒にやっている」と回答した家庭を大幅に上回る結果となりました。

ただ座談会に参加したママからはこんなモヤモヤが。

・上の子は3年生のころから自分で準備をさせているが、今1年生の下の子は私がすべて教科書を詰めている。子どもが自分で準備するのがいいと思っているが、つい心配でやってしまう。子どもがなかなか動いてくれず、移行できずにいる。(小4・小1の女の子のママ)

ママが支度や準備でモヤモヤするのは、「わすれもの」につながるからなんですよね。全部自分でやってほしいけれど、わすれものは避けたいという気持ちから、移行タイミングが難しくなります。

実際に子どもがすべて準備するよう移行したママから、経験をお話しいただきました。

・少年野球を始めたら監督が「自立させるため持ち物は自分でチェックさせるように」という方針だったので、支度は自分でさせるようにした。最初は「めんどくさい」という反応だったが、やらないと大好きな野球ができないので、ちゃんとやるようになった。(小3・小1・年中の男の子のママ)

・上の子は1年生のときは一緒に準備をし、夏休み明けから自分でやらせたあと、ママがダブルチェックをする形式にした。ダブルチェックをやめて、わすれものが増えたら再開するなど徐々に移行し、今は二人とも自分で準備している。(小5・小2の女の子のママ)

好きなことをやるために頑張れたり、ママのダブルチェックという安心感があったり……。小さなきっかけを見逃さずに少しずつママが手を離しているようです。

先輩ママからおすすめのわすれもの対策をご紹介

アンケートや座談会では、先輩ママからおすすめのわすれもの対策も聞きました。まずは家から学校に持っていくもののわすれもの対策から。

・朝、指差し確認!

・持ち物(絵の具や習字道具など)は前日に玄関近くに置いておく。

・100均でホワイトボードとマグネットシートを買ってきて、帰宅後のやることボード(おたよりを渡す、鉛筆を削るなど)を作った。

・お支度ボードを使って前日に準備するルールを早いうちに確立すること。

学校から家へ持ち帰るものを忘れるパターンもあります。こちらの対策は学校に持っていくグッズにひと工夫。

・筆箱などに、「●●持って帰る」などメモを貼る。

・ランドセルの蓋を開けてすぐのところに、忘れてはいけないものを書いた紙を挟んでおく。

・水筒や箸を忘れた日は連絡帳に「箸を持ってかえる」と書かせている。連絡帳であれば子どもも1日1回は見る機会があるので、連続で忘れることはない。


・新しいノートの買い忘れを防ぐため、ノートの後ろから5ページ前に「ノートを買ってとママに言うこと」と赤字で書く。(小3・小1・年中の男の子のママ)

ところでアンケートや座談会で多くのママが言及していたのが「わすれもの経験から自分で学んでほしい」という点。

・数回手伝ったら自分でやらせる。わすれものをしたら自分が困るということを学習させる。

・わすれものをしたとしても、わすれたことから学ばせる必要があるから、持っていかない。


ただこれにも付きまとうモヤモヤが。

・支度をする理由を親が話したところ、納得したらちゃんとやるようになった。学校は「持ってきてください」「やってきてください」としか言わず、理由付けが抜けていることが多く、親はその補完をする羽目になる。

・自分で準備させて、忘れたら怒られて困る体験をすることで少しずつ身につけてほしい。ただ、忘れ物をしただけで厳しく怒る先生もいるため、子どもの自主性を育みにくい環境にモヤモヤしている。


学校側が困るので「わすれものをしない」を優先させるのもわかります。一方でそれが第一義になると、支度や準備での子どもの自立が難しくなるのではないでしょうか。

支度や準備、ママの方から手を離してもいいのかも

支度や準備の失敗。ママは「子どもに懲りて覚えてほしい」と思っていても、学校側のスタンスが「わすれものをしないこと」に重きを置いている場合には、家庭と学校との間に温度差があり、経験で学ぶことが難しい状況もあることがわかりました。

またそんななかでもタイミングをうまく見つけて、少しずつママが手を離している実態も見えました。今回ご紹介した先輩ママからの知恵を使い、ママの支度や準備のモヤモヤが少しでも減っていくことを願います。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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