「子どものネット利用」7割が5歳までにネット端末を使用 ママの6割超が「罪悪感」を感じていた

ママは動画に頼りすぎて罪悪感? 1日の使用時間や使用場面も調査

コクリコラボ

写真:アフロ 写真はイメージです

「デジタルネイティブ」という言葉に代表されるように、今の子どもたちは生まれたときから情報化社会のなかに組み込まれています。学校教育の現場でもICT(情報通信技術)環境が推進され、文科省が掲げる「1人1台コンピュータ」という目標は、くしくもその後のコロナ禍により急激に進み、2023年3月の時点で達成間近という状況です。

また家庭でも親が当たり前にスマートフォンを使い、小さな子どもがインターネット端末に触れることが多いと実感しているママも多いでしょう。

そんな状況の実態をよりリアルに知りたく、今回のコクリコラボでは、子どものインターネット端末の利用について調査しました。「こんなに小さいころから使わせているのはうちだけ?」「ぶっちゃけ1日どのくらいやってる?」などリアルな声を聞きましたのでご紹介します。

コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年10月5日~10月19日インターネット上で実施。有効回答数は117件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

8割のママが子どもにインターネット利用端末を使わせている

まずは子どものインターネット利用の最新実態について、ママ向けのアンケートを実施しました。

コクリコラボアンケート

タブレットやスマホ、オンラインゲームなどの電子端末を使わせているかというアンケートには、約8割のママが「はい」と回答しました。

コクリコラボアンケート

また前問で回答した電子端末類について、9割近くのママが「オンラインで利用している」と回答しています。もはやインターネットに接続した状態で子どもに渡すのが当たり前であるという実態に少し驚いてしまいました。

コクリコラボアンケート ※単位は(人)

使っている場面を聞いてみたところ、もっとも多かったのは「子どもがやりたがったとき」で、以下家事をしているときや外出中という回答が続きました。「そのほか」では「学校の課題」「ならいごと」などで使うという回答もありました。

コクリコラボアンケート

グラフは1人目~3人目の子どもそれぞれについて、インターネット利用端末を使い始めた年齢をまとめたものです。7割前後の子どもが、5歳までにインターネット利用端末の利用デビューをしている実態がわかりました。

コクリコラボアンケート

グラフは1人目~3人目の子どもそれぞれについて、インターネット利用端末の1日の利用時間をまとめたものです。約8割の子どもが2時間以下という結果でした。また2人目、3人目、と下の子になるほど利用時間数が増えるといった傾向は見られませんでした。

罪悪感を抱えながら電子端末を使わせているママが約6割

コクリコラボアンケート

コクリコラボでは、タブレット端末などを子どもに利用させることについて、罪悪感を覚えることがあるかどうかをアンケートしました。その結果、「よくある」「たまにある」と回答したママが62.7%で、「あまりない」「まったくない」と回答したママ(26.4%)の2倍以上という結果となりました。

コクリコラボアンケート ※単位は(人)

次にママが抱える罪悪感について具体的に聞いてみたところ、圧倒的に多かったのは「利用時間が長くなってしまう」、第2位は「子どもときちんと向き合っていないと思う」となりました。

ママが思っている以上に子どものタブレット端末の利用時間が長くなり、それによってママと子どもが過ごす時間がなくなって「子どもと向き合っていない」と感じてしまうのかもしれません。

座談会では、リアルなママの意見を聞くことができました。

「自分が体調不良のときにタブレット端末を使わせている。相手ができないので申し訳ないと思ってしまう。長時間のときは、やめどきがわかららないため、申し訳ないと思うことも多い」(小2・年少の女の子のママ)

ママが体調不良のとき、タブレット端末に夢中になってもらえれば体を休めることができて助かりますよね。その一方、普段自分が相手をしている時間が電子端末の利用に置き換わってしまうことについて、子どもに申し訳なく思うようです。

もう少し日常的に使っているママにも座談会に参加していただき、意見を聞いてみました。

「我が家では、親も子もタブレットやNintendo Switch、YouTubeなどを自由にしています。親としてもタブレット端末や動画アプリ、ゲームなどをやらせておいたほうが楽なんです」(小4男の子、小2と年少の女の子のママ)

こちらのママは、タブレット端末やゲーム端末などを親子で日常的に使っている様子。ただ気になる点もあるようで……。

「タブレット端末などを使い終わると子どもに疲れが出て、わがままになってしまう傾向があることが気になります。使い始めのころは、とりあげると怒ることもありました。のめりこみすぎているというか、気疲れしているのを見ると、長い時間やりすぎたかなと反省することもあります。罪悪感も抱いてしまいます。でももうタブレット端末のない育児は考えられません」(同上)

<タブレット端末に子どもが夢中=ママが楽になる=みんな幸せ>という単純な図式にはならないようです。結局はタブレット端末に夢中になりすぎてしまった子どもへのフォローが必要だったり、ママのなかで葛藤が生まれたりしてしまいます。

ついつい長くなってしまう時間 ママの罪悪感にも

今回の調査では、約8割のママが子どもにインターネット利用端末を使わせているということがわかりました。またママが抱える罪悪感は利用時間に関するものが多いことも見えてきました。

次回の記事では家庭内でタブレット端末の利用について決めているルールや時間管理に欠かせないおすすめの管理ツールなどを特集します。また次回以降、現代っ子と切っても切り離せない「オンラインゲーム」の実態についても取り上げます。こちらはママへのアンケートだけではなく、実際にオンラインゲームを使っているお子さんに直接アンケートを実施しています。子どものリアルな声をご紹介しますので、楽しみにお待ちください。

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