ママたちが体験した義実家の衝撃のエピソードを激白

ママ座談会で義実家へのモヤモヤエピソードやママの本音を聞いてみた!

写真:アフロ
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2023年、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に移行し、数年ぶりに実家や義実家へ帰省した方も多いのではないでしょうか。

幼児・小学生の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」(運営:ARINA株式会社)が「義実家への帰省であなたの気持ちに1番近いものはどれですか?(中学生以下のお子さんをお持ちの親御さん200名を対象。2023年1月実施)」というアンケートを実施しました。

結果は、全体の74.5%の方が「気を遣って疲れる」「できれば行きたくない」、さらに「絶対に行きたくない」などのネガティブな回答をしました。

ママたちは、どんなことをきっかけに、義実家を苦手だと感じてしまうのでしょうか。

今回は、義実家や義両親にモヤモヤを感じてしまった言葉やできごと、そして気持ちの切り替え方法について、6人のママ(Aさん・Bさん・Cさん・Dさん・Eさん・Fさん)に語っていただきました。

参考:「おうち教材の森」

モヤモヤの3大理由は「距離感・孫対応・デリカシー不足」

義実家・義両親に思わずモヤっとしてしまったママたちの体験談をうかがいました。

アポなし突撃!距離感が近すぎの義母にモヤモヤ

「私の1日は、朝、玄関の鍵をかけることから始まります」と話すのは、2児のママであるAさん。義実家と同じ町内にお住まいです。

「グイグイくるタイプのお義母さんです。よく言えば、フレンドリー。インターホンを鳴らさずにドアを開けて『いるー?』と突然家に入ってくるんです」

そのため、勝手に入られないように、仕事に出かけたご主人が玄関の鍵を締め忘れていないかチェックし、開いていれば施錠して、対策するのだそう。

寝起きのすっぴんやパジャマ姿を義家族に見られることは、抵抗がありますよね。自宅にいてもリラックスできないなんて、ストレスが溜まりそうです。

「自分のなかでモヤモヤが限界を超えたときは、義母がインターホンを鳴らしても、子どもに応対してもらいます。家が近いので子どもを見てもらえるなど助かる面やいいこともあるけれど、なんともいえない気持ち。近すぎてしんどいです」

孫と箸を共有する義父にモヤモヤ 常識のアップデート希望!

続いて、Bさんのエピソード。数年前、当時3歳だった娘さんに、義父が使用中のお箸で食べものをあげてしまうというできごとがあったそうです。

「娘が虫歯にならないように気をつけていたので、お箸の共有はちょっと……と思って。夫も義母もいっしょに注意してくれたのですが、何回いっても義父には伝わりませんでしたね。ただ、それだけが原因で虫歯になるわけではないので。歯磨きして、検診をして、とやっていけばいいかなと、自分たちでできる予防策をがんばろうと気持ちを切り替えました」

大変モヤモヤするエピソードですね。

食器の共有だけでは虫歯になるとは限りませんが、感染症予防などの観点からも、箸の共有はできればやめてほしい気持ち、よくわかります。

【関連記事】虫歯予防のため〔食器を親子で共有しない〕は科学的根拠なし 専門医が語る真相とは

ジョークと思えない衝撃の言葉。デリカシー不足の義父にモヤモヤ

2人の男児のママであるCさんは、「お義父さんがとくにすごいんです」といいます。
どんなふうにすごいのかというと……。

「長男の出産時、分娩室から出てきたばかりの生まれたてほやほやの息子をだっこしながら、『本当に旦那の子どもなのかな~』と言ってきました。びっくりしました。さらに、次男が生まれたときにも同じことを言われました。言わないと気が済まないのかな」

デリカシーのなさが、すごすぎます。百歩譲ってジョークのつもりだとしても、これを言われたら許せる気がしません。

私への気遣いはゼロ? 義母からの言葉にモヤモヤ

結婚を機に義実家の近くに越してきたという関西在住Dさんのモヤモヤエピソードも紹介します。

「実父の法事のため、東北地方にある実家に帰ったときのことです。夫は仕事の都合もあって先に自宅に戻り、私と未就学の息子は1ヵ月ほど実家に滞在することにしました。それを知った義母から、『なんで1人だけで帰らせるの? いっしょに帰ってこないの?』といわれたのです。『お母さんとゆっくり過ごしてきてね』などの気づかいはないの?と思ってしまいました」

遠方に1人で暮らす実母と過ごしたい「娘」としての想いに気がつかない義母。実の息子である夫のことは気づかえるのに……。モヤモヤしますね。

対処法は「深読みしない」「ママ友に愚痴る」 みんなのモヤモヤ切替方法

受け入れられない言動があったとき、ママたちは感じたモヤモヤをどのように消化しているのでしょう。

深読みしない。気にしない。

「『ん? 今のはどういう意味?』とこちらがモヤっとする発言があったとしても、相手はあまり深く考えずにいったんだろうな、と思うようにしています。相手の意図を深読みしすぎないというか、楽な方法をとろうかなと」(Eさん)

似た境遇の人にグチるべし

「結婚したばかりのころは友だちに義両親へのグチを聞いてもらったりしていました。ただ、私が若くに結婚したこともあり、同世代の友人に話してもいまいち共感してもらえませんでした。最近は、義兄のお嫁さんと『こんなこと言われた!』と定期的に報告会をしています。嫁同士、わかりあえます」(Cさん)

そのほかにも、「ママ友にLINEをしてグチを聞いてもらいます」「ママ会ランチのネタにします」という解消法を教えてくれたママもいました。

一番の相談相手はやはり、パートナー

「義母からのお小言があったら、夫に話します。その際、悪口にならないように、事実のみを伝えるようにしています。『それはいいすぎだな』『そういうこといいがちだよね、うちの親』という感じで聞いてくれます。夫にとっては実のお母さんだしな……と思って結婚から2年くらいは自分だけで抱え込んでいたのですが、思い切って話してみたら、夫は自分の味方になってくれるのだとわかりました。少し、楽になりました」(Dさん)

身近な人にモヤモヤを聞いてもらいつつ、義実家とほどよく付き合っていけたらいいですね

夫にとっては実の親であり、我が子にとってはおじいちゃんとおばあちゃん。これからもお付き合いが続くため、できることなら事を荒立てたくないと思いますよね。

「モヤっとするようなことを言われても、義母に言い返したことは1回もありません」と話すママもいました。

結婚するまでは赤の他人だった義両親たち。距離感や育児の常識などが異なるのは仕方のないことかもしれません。とはいえ、一方だけが我慢しなければいけない関係性ではいつか限界がきてしまいそうな気がします。

あるママは、「この人たちとは一生わかりあえない」と感じた義両親とは距離をとっているそう。「今はやりとりがほとんどなくてハッピーです」と心のうちを明かしてくれました。ママ自身の心の平穏だって大切です。

本記事で紹介したママたちの切り替え方法を真似してみたり、ご自分にとってちょうどいい距離感を探してみたりして、義実家とほどよく付き合っていきましょう。


※この記事は、コクリコラボ「帰省ママを悩ませる義実家の子どもへの接し方 やめてほしい本音を大調査」ほかの記事作成のための座談会をもとに構成したものです。

取材・文/大沢ゆい・林まき子(AnyMaMa エニママ)

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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