教育移住者が7割 日本初のイエナプラン小学校「大日向小」を選んだ理由

シリーズ「教育移住」#2「学校法人茂来学園 大日向小学校」前編

ライター:片岡 由衣

長野の山々をバックに、元気いっぱいの長女と次女。中央にいるのはお話を聞かせてくれた母の美里さん。 写真提供:上岡美里
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子どものより良い教育環境を求めて地方や海外へ移住することを「教育移住」と言います。移住した家族にはどんな経緯があったのでしょう。

長野県佐久穂町に、県外からの移住者が約7割という小学校があります。2019年に、日本初のイエナプラン認定校として開校した「学校法人茂来学園 大日向小学校」です。

「イエナプラン」とは、子どもひとりひとりの個性を尊重しながら、自律と共生を学ぶ教育で、子ども自らが学習計画を立て、異年齢クラスなのが特徴です。発祥はドイツですが、オランダで大きく発展し、オランダには200校以上ものイエナプラン小学校があります。

1期生として3姉妹の娘を入学させたママの上岡美里さん(49歳)。どうしてこの学校に惹かれ、東京からの移住を決めたのでしょうか。当事者のリアルな声をお届けします。

※全2回の前編

長女が小学1年生の頃には「イエナプラン」と出会っていたと話す上岡美里さん。 Zoom取材にて

小1長女の変化に抱いた小さな違和感

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