
【中学受験】 成功の鍵は親の「スケジュール管理」「見守る勇気」「笑顔」の3つだった! 中学受験のプロが明かす“実体験”
【中受伴走】「進学個別指導塾TOMAS」扇谷洋平先生に聞く、個別指導塾の活用術 #3 (2/3) 1ページ目に戻る
2025.12.01
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
「中学受験は家族戦」 親が“今すぐ”すべき「たった1つ」の準備
──連載最終回では、受験を家族でどう乗り越えるかについて扇谷先生にお聞きします。まず中学受験本番へ向けて、親が必ずすべきことは何でしょうか。
扇谷洋平先生(以下、扇谷先生):親が必ずすべきことは、とにもかくにも「スケジュールを早く立てること」です。
受験勉強の計画だけでなく、学校関連行事、説明会、家族のイベント、健康管理、そして受験スケジュール、このすべてを含めて、「家庭全体のスケジュール表」を早めに作っておくことをおすすめします。
扇谷先生:例えば、予防接種は「秋」とイメージしたとします。しかしイメージだけで放っておくと、6年生の秋はとにかく忙しい。塾がなく、さらに病院の診察がある日を見つけて予約をしなくてはなりません。
気づくと予約がいっぱいということも。また、接種日の体調も重要です。いざ当日になって、体調不良で接種を見送るなんていうことも。
このように、受験直前期は親のミッションが怒濤のように押し寄せます。小さなことだと感じても、できるだけ前倒しで決めていきましょう。この積み重ねが、後の大きな安心につながります。試験直前に「うっかりミス」があると、親御さんの心も乱れてしまいますからね。
合否を分ける「最悪のケース」への準備とシミュレーション
──受験に向けて、保護者が一番心得るべきことは何でしょうか?
扇谷先生:私は「最悪のケースも想定して備える」ことをおすすめしています。
例えば、試験当日に体調を崩した場合の代替校やスケジュールを、早いうちに決めておくこと。備えがあるだけで、心の余裕がまったく違います。入試本番は、何があるか分かりません。
扇谷先生:また、今の中学受験は日程も非常にフレキシブルです。2月1日の合否によってその先がどんどん枝分かれしていきます。事前にどの程度想定して、情報を集めているかがとても重要です。準備ができているからこそ、ぱっと決断できるわけです。
想定した数が多い家庭ほど、子どもが落ち着いて受験に臨めます。焦らず、迷わず、そして最後は笑顔で「やり切ったね」と言えるように、親御さんは事前に備えてください。
そして大切なことは、家族の誰か一人に負担やプレッシャーが集中しすぎないようにすること。子どもだけ勉強を頑張って重圧を感じているのはよくありません。
また、メイン伴走がお母さんの場合、お母さんだけがあらゆるマネジメントを引き受けて、壮絶なプレッシャーを背負っている状況は避けましょう。大切なことは「家族みんなで、力を合わせて重圧を分散させること」。中学受験はチーム体制で臨むことが鉄則です。
──さほど実際にできることはないとしても(笑)、お父さんが一緒にあれこれしてくれると、お母さんの心はとっても安定しますね。



































