雨が気持ちいい!『どしゃぶり』読み聞かせのコツ
「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします
2021.06.10
読み手 ━━おはなし隊隊長 佐々木貴美子
※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
愛らしいパンダの体操が、楽しい絵本になりました! 読んでいると、しぜんとからだが動きます。心とからだに、楽しさが満ちる絵本です!
「りょうてをうえにあげて」「ぐーんとのびて」
「チューリップのたいそう。」
パンダといっしょにやってみてね、の気持ちをこめて、ときどき聞き手の子どもたちの方を見て読みましょう。すると、子どもたちもいつのまにか同じポーズをしていますよ。それぞれの体操は、見開き2場面(4ページ分)でひとつ。
「おしりをくねくね」
子どもたちはパンダの動きを見て、何の体操なのかを想像しはじめます。その発言に軽くあいづちを打ちながら
「はんたいがわにもくねくね」
「バナナのたいそう」
子どもたちがバナナになりきるしぐさがかわいいですよ。
パンダが手足やおなかを使って、身近なものになりきる体操がまだまだ続きます。子どもたちが体操をまねしていたら、そのしぐさに合わせて、ゆっくりと読むとよいですね。
「ごろりん ごろりん」の「おにぎりのたいそう。」は、床に座ってきいている子どもたちが、まねをしやすいポーズです。満足するまで何度でも楽しんで、ごろりん ごろりん。
子どもたちはジャンプが大好き。
「さん に いち」のかけ声をそろえて「ゼロ!はっしゃ!」
ロケットになりきって飛んでくれますよー!
ラストは「おかあさんパンダがぎゅっ!」で、大満足の「おしまい!」を迎えましょう。
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