2021.04.13

えがしらみちこ 「はじめました えほんやさん」第15回

著者:えがしら みちこ

※この記事は、講談社絵本通信(2019年10月)掲載の企画を再構成したものです。
 

こんにちは。絵本作家のえがしらみちこです。
大きな台風が来るということで、SNSのタイムラインはずっとザワザワしていましたね。
私が心配していたお店の看板は無事でした! ……が安定の雨漏り(笑)早く直ってほしい!

強い風でこの看板が壁ごとちぎれるんじゃないかと心配でした

「えほんやさん」のある三島市内は、割と高い場所にあるので大丈夫でした。
でも、車で20分ほど離れた場所は、家や自動車が冠水してしまった……というウワサも聞こえてきています。

いつもどおりの景色があって
いつもどおりの生活が続いて

それは、当たり前ではなくて有難いことだなぁとしみじみ感じさせられます。
被害が大きな場所にお住まいの方にも、早く日常が戻ってきますように。

「えほんやさん」一周年

2019年10月6日で、「えほんやさん」オープンから1年になりました。

店長(妹)と

なんだかバタバタしていて1周年なんて意識していなかったので、思いがけずたくさんの方からお祝いの言葉やお花をいただけて、ありがたさでいっぱいです。
いつも気にしてくださっている皆さま、ほんとうにありがとうございます。

1年振り返っての感想は、「とにかく早かった!」というひとことにつきます。

商店街や近隣小学校、そして「えほんやさん」でのイベントや行事をこなしながら、理想と現実のギャップにぶつかり、その都度いろいろ考えて……というふうに、陸上競技でいうハードルをずーっとやっているような気分でした。

1年くらい経ったら、ある程度はこなれてきて、何か良い対策が見えてくるのかなぁと、ふわっと考えていたのですが、まだ何も見えてきていません(笑)
唯一わかったことは「本は利益が少ない!」ということくらいかなー。

でも、お店を続けていくためには、安定した利益をだしていくことが大事で、そのためには、amazonや楽天で本を買う方が早くて便利な中、どうやっていったら良いか……って考えています。


今、思っていることは……


●「えほんやさん」のオリジナル商品を作っていく
・単にロゴや絵を印刷するのではなくて、語れるストーリーを

●「えほんやさん」のことを好きになってもらう
・絵本への思いを発信する(おすすめ絵本の投稿を増やしていく)
・原画展や関連イベントで作家さんや絵本への関心が深まるように取り組む
・絵本に関する活動をされている方に講座やトークイベントを開催してもらう

・週2回のおはなし会を続ける
・近くの小学校や園への読み聞かせ&ワークショップ
・小学生もおはなし会へ来てもらえるよう働きかける、チラシを変更


思いつくままにいろいろ書いてみてます。
やっていくうちにまた考えも変わっていくかもしれませんが、今はこのイメージで進んでいこうと思っています。

えほんの街みしま スタンプラリー

三島市には徒歩圏内に、佐野美術館があります。
この美術館では、年に数回絵本関連の展覧会が開催されています。

そして、三嶋大社の近くに2軒ならぶ、絵本作家 宮西達也先生のギャラリーと「えほんやさん」

佐野美術館

TATSU'S GALLERY と「えほんやさん」

せっかく絵本関連の建物が点在しているのだし、絵本に関心がある方たちが、もっともっと三島の街を楽しんでくれたら嬉しいな……と思い、有志でスタンプラリーを企画しました。

三島の街は個人店が多く、知っていないと入りづらいですが、昔は宿場町で賑わっていた場所だった為か、人柄が温かく付かず離れずの距離感が心地よいのです。

そんな個人店11店舗と2施設の計13カ所で集まり、アイデアを出しながら企画を詰めていきました。
どのお店も絵本や本が好きな方が経営されていて、まだ初回でどんな結果になるかわからない企画に、みなさんが楽しんでくれたら……と、賛同してくださって、ほんとうにありがたい限りです。

それぞれのお店のスタンプが違うのでお楽しみに!

この「えほんの街スタンプラリー」は、年に1回のペースで開催していけたらなと考えています。
毎年継続して開催できるようがんばりたいなと思っています。

ゆくゆくブックオカみたいに街全体が盛り上がるといいなー。

これを読んでいるみなさん、ぜひ11月と12月は三島に遊びにきてください♪
スタンプラリー開催中の11月24日(日)は『くるみのなかには』の作者、たかおゆうこさんのトークイベントを開催いたしますので、こちらも合わせてよろしくお願いいたします!!(※終了しています。)
 
 

えがしらみちこの絵本

お気に入りのワンピースきて、あたらしいおくつをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『はるかぜさんぽ』
作:江頭路子 講談社

お気に入りのかさもって、ながぐつはいて、カッパ着て、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『あめふりさんぽ』
作:江頭路子 講談社

おひさまがさんさんと照る、夏のいちにち。あーちゃんがおさんぽで出会ったのは?

『さんさんさんぽ』
作:江頭路子 講談社

秋のつめたい風のなか、おさんぽで出会ったのは、どんぐり、みのむし、まっかなおちば……。『はるかぜさんぽ』につづく、人気シリーズ。

『あきぞらさんぽ』
作:江頭路子 講談社

お気に入りのマフラー巻いて、帽子にてぶくろ、ブーツをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『ゆきみちさんぽ』
作:江頭路子 講談社

「ねえママ、おばけの音が、きこえるの」夜、こうちゃんは、おばけがこわくてねむれません。チクタク、チクタクの音は、なんのおばけ? カタカタ、カタカタの音は、なんのおばけ? 

『ねんねのうた』
作:江頭路子 講談社

著者紹介

えがしら みちこ えがしら みちこ

1978年、福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。水彩を使用した透明感のある画風が特徴。絵本に『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆきみちさんぽ』『はるかぜさんぽ』『ねんねのうた』『いちねんせいの1年間 わたし、もうすぐ2ねんせい!』(文・くすのきしげのり)『せんそうしない』(文・谷川俊太郎)『はこちゃん』(文・かんのゆうこ 以上すべて講談社)、『おたんじょうケーキをつくりましょ』(教育画劇)、『なきごえバス』(白泉社)、『いろいろおてがみ』(小学館)、『しいちゃんおひめさまになる』(アリス館)、『あのね あのね』(あかね書房)、『あなたのことが だいすき』(原案・西原理恵子 KADOKAWA)など、装画と挿絵に『あかりさん、どこへ行くの?』(フレーベル館)、『さくら 原発被災地にのこされた犬たち』(金の星社)などがある。雑誌や教科書などの挿絵も多く手がけている。静岡県三島市在住。