「赤ちゃん学」の専門家が手がけた絵本の魅力とは? 「0歳から楽しめる絵本のポイント」

『あちこちげんがー』/「赤ちゃんラボ5.0」運営:開一夫(東京大学大学院教授)

げんき編集部

保護者といっしょに楽しめる!

「積み木を積んだり、ボタンを押したり、小さなものをつまんだりといった指を使った運動は『微細運動』といい、乳幼児の発達過程においては比較的後半にあらわれると言われています。

『あちこちげんがー』では、まさに指をフルに使って遊ぶための工夫がもりだくさん。遊びながら、細かな指の運動のトレーニングになってくれるでしょう」

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上下に動いたり、ぐるぐる動いたり。わかりやすい規則性も魅力です。子どもは言語に頼らずに、指で動かす感覚と目で見る視覚で遊べます。

「親が読んで、子どもが自分で手で触ることが大事です」

読み聞かせる親の言葉に合わせて、子どもはしかけを動かして楽しむので、親子いっしょに絵本タイムが過ごせますね!

『あちこちげんがー』書籍詳細

『あちこちげんがー』(2024年12月13日)
作:ひらき かずお/定価:1540円(税込み)/小学館

モンポケとは?

『ぴかぴか とことこ』(2024年2月29日)
作:ひらき かずお/定価:1540円(税込み)/小学館
新世代のママやパパにむけた、ポケモン公式ベビーブランド。絵本はこれまでに開先生が手がけた第1弾の『ぴかぴかとことこ』を含む5冊が発売されています(2025年2月現在)。
「普通の絵本にはなかなか反応しなかった」というお子さんも、自分で触れて動かせる絵本なら、絵本に夢中になるきっかけになるかもしれません。

お子さんの反応をみながら、絵本選びの参考にしてみてください♪
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
開 一夫
東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。「赤ちゃん学」を専門とし、東京大学赤ちゃんラボ5.0を運営。赤ちゃんが本当に好きな絵本を作りたいと「赤ちゃん学絵本プロジェクト」を立ち上げる。乳幼児にも「正義の味方」を応援することを明らかにするなど、ユニークな研究を行っている。著書に『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』(岩波書店)、『赤ちゃんの不思議』(岩波書店)などがある。
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げんきへんしゅうぶ

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幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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