いつでも自然体でハッピーな笑顔で私たちに元気をくれる、関根勤さん、麻里さんが「WEBげんき」に登場! 普段から明るく楽しい気持ちでいられる秘訣をうかがいました。
(※前編)
とにかく「言葉」にして、発散してます
関根麻里さん:はい! めちゃめちゃあります!(笑) イライラしてしまったら、口に出してその場で発表しちゃいます。娘と一緒になって「もう〜!」「ママも嫌だよ〜!」とか言ったりして。
関根勤さん:そうやって発散するの、いいかもね!
麻里さん:親としてちゃんとしなきゃ! という気持ちももちろんありますが、自分の気持ちにうそをつかず、子どもに伝えるようにしています。
「あなたがダメということではなくて、そういうふうに言われるとママも悲しくなっちゃうから、ママの気持ちもわかってね」というふうに。
「感情を言葉にする」ことで、ママも人間なんだということをわかってもらって(笑)。
──お子さんたちはどんな反応なんですか?
麻里さん:私の話に「そっか!」と、はっとした表情になってわかってくれることもあります。
次女の場合は、イヤイヤのスイッチが入ってしまうと、そのまま「わぁ〜!」って怒っていることもあるんです。本人の中でも、どうしていいかわからないもどかしさがあると思うので、そこは発散させてあげて、気分が変わるまで見守り、待つようにしています。
長女の場合は、口が達者になってきたので、本気の口げんかみたいになることもあります(笑)。「なんでママわかってくれないの?」「じゃあなんであなたはわかってくれないの?」って言い合いに! そうなるともう冷静に話ができないので、いったん離れてお互い気持ちを落ち着かせてから、もう1回向き合います。
──タイムアウトみたいな感じですね。
麻里さん:そうですね、私のタイムアウト。自分の中で気持ちをリセットして深呼吸して、そこからまた話をします。のちに、そのときの話を家族や友達に「こんなことがあったんだけどさ〜」と話して共有しています。そうすると、友達が「うちなんて、こんなことがあって!」って、もっとすごいエピソードが返ってきたりして(笑)。
自分は1人じゃないんだなと励まされます。仲間がいるからこそ一緒に子育てをがんばれるので、イライラしたことも、あとから笑えるエピソードになればまたがんばろうって思えます。
──ペットボトルの水を少し残すことが多いご主人のことを「妖怪ちょい残し」と呼ぶことがあるとか(笑) ラベリングして、笑い話に変えているのかなと思いました。
麻里さん:そうですね。笑えたほうがお互いハッピーですよね。軽いイライラであれば、笑い話にできると思います。
でも、本当にうわぁ〜っと気持ちが追いつめられると、笑い飛ばす余裕なんてなくなってしまいますけどね。
意識を得意の妄想(観察)に切り替えて、イライラを手放す
勤さん:よくイライラしていますよ。
麻里さん:せっかちだから、いつもイライラしてるよね(笑)。
勤さん:お店のレジで人がいっぱい並んでいると、もうイライラしてますね(笑)。
──そういうときは、どうされていますか?
勤さん:どうすることもできないけどね。しょうがないからね(笑)。でも、どこのレジが早いのかなと思って、じーっと見て、あの人が一番早かったとか、あの人は研修中なんだとか、観察してます。
麻里さん:意識を変えるってこと?
勤さん:そう。長い時間だなーと思って待つよりは、観察をして、「この人いっぱい買っているな、家族多いんだな」とか考える。妄想が好きだから。
──イライラに執着せず、意識を別の方向に持っていくのですね。麻里さんの小さいころにイライラしてしまうシチュエーションはありましたか?
麻里さん:イヤイヤ期、「靴履かなーい!」 とかあったかも。
勤さん:イヤイヤ期や反抗期は、親もどう対応していいかわからなくなることもあるかもしれませんけど、子どもはかわいいから! かわいくて楽しいから、僕は苦にならないんですよ。
──“かわいい貯金”をされているんですね。
勤さん:そうそう。生まれたときからの「かわいい」が、貯まっているでしょう? 反抗期などでも、自分の子だからかわいいと思えますよね。
知らない人にいきなりイヤイヤってされたら嫌だけど(笑)。