【子どもの皮膚トラブル】「『気にしなくていい』はない」スキンケア研究家・三上大進がアドバイス

初エッセイ「ひだりポケットの三日月」を発売記念インタビュー #4

げんき編集部

三上大進
大学卒業後、外資系化粧品会社でマーケティングに従事。2018年に日本放送協会入局。業界初となる障がいのあるキャスター・リポーターとして採用され2018平昌、2020東京パラリンピックにてレポーターを務める。生まれつき左手の指が2本という、左上肢機能障害を持ち、自身のセクシャリティーがLGBTQ+であることをカミングアウトしている。現在はスキンケア研究家として活動。スキンケアブランド「dr365」をプロデュース、運営。
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2024年7月22日に初エッセイ「ひだりポケットの三日月」を出版した、三上大進さん。生まれながら左手に障がいをもっている三上さんが、自身の障がいやセクシャリティーなどについての思いがつづられています。

外資系化粧品会社でマーケティング経験をいかし、自身のスキンケアブランドをプロデュースする美容家としても活躍する三上さんに、子どものスキンケアについて対処法を伺いました。

【子どもが毛深い】気にしなくていい?

──成長の過程で、子どもが自分の体毛が気になり始める時期がありますが、親の対応はどうすべきでしょうか?

「『まだ気にしなくていいよ』と諭すよりも、本人はもう「気にしてる」という現実に親が寄り添ってあげられると、子どもは相談しやすいのかなと思います。それにしたって毛の悩みはどの時代も不滅ですよね。でも子どもは中々自分ではどうすることもできませんし、戸惑うことも多いですよね」

──間違った方法で自分で処理するようなことがあったら危ないですね

「今は安全性が確認されている子ども脱毛も少しずつトレンドになっています。大人よりもかなりお手頃価格。ママの脱毛のついでに一緒にされる、なんてケースも増えているそうです。母娘で一緒に脱毛って、なんか素敵な時代!」

【子どもの足がにおう】対策は?

──「まだ◯歳なのに足が臭い」と年齢に限らず、きれいに毎日洗っても足がにおうという子どもには、どんな対応をするべきでしょう?

「においが気になってから洗うだけじゃなく、予防として、におう前もケアしておくことも効果的です。寝ているときにも汗はかいているので、朝起きたら足を洗ってみるのも1つかもしれません。

そして、体をどんなに洗っても、靴下や靴ににおいが染み付いている場合もあります。足はとくに蒸れますし、雑菌の繁殖しやすい場所。お子さんが小さいうちは、身につけるもののデオドラントケアも、大人がしっかり見守ってあげることも大事だと思います。」

【子どものニキビ】適切な治療を

──成長する過程で、早い子だと小学生からニキビができる子もいますね

「第二次性徴期となる小学中学年ごろのタイミングでニキビができ始める場合も珍しくありません。


まだ子どもなので上手に洗顔できない子もいるので、安易に大人の洗顔料や、流行りのニキビパッジ等を使わずに、できれば皮膚科の先生に相談してもらいたいですね。

『性徴期だからニキビもできて当たり前』と油断すると、痕になってしまったり、そうなると治療もかなり大変になりますので、早めに適切な治療をするのが一番いいと思います。」

初エッセイ「ひだりポケットの三日月」

NHKでのパラリンピックのリポーターとしての奮闘や、自身のセクシャリティー、美容で変わった人生など、さまざまな人を勇気づける内容が綴られたエッセイ「ひだりポケットの三日月」。障がいのある子、他者との違いに悩みを抱える子を育てる親御さんに響く、説得力にあふれた子育て論も必見です!
「ひだりポケットの三日月」三上大進
定価:1540円(税込み)/講談社
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げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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