～犬山紙子撰★げんき子育て川柳～パート５
第５回げんき子育て川柳
日々、子育てに奮闘する中でさまざまなお悩みに直面しているパパ＆ママ。
子育てにまつわる悲喜こもごもの感情を詠んだ“子育て川柳”を『おかあさんといっしょ』『いないいないばあっ！』『げんき』にて募集したところ、3000通以上の応募がありました。
テレビや雑誌などで広く活躍しつつ、６歳の娘さんの子育て真っ最中というイラストエッセイスト、コラムニストの犬山紙子さんを選者にお迎えし、届いた秀作の数々をご紹介していきます。
犬山さんは実は、人気番組「プレバト！」の俳句タイトル戦でも活躍されていますよ！
子育てにまつわる悲喜こもごもの感情を詠んだ“子育て川柳”を『おかあさんといっしょ』『いないいないばあっ！』『げんき』にて募集したところ、3000通以上の応募がありました。
テレビや雑誌などで広く活躍しつつ、６歳の娘さんの子育て真っ最中というイラストエッセイスト、コラムニストの犬山紙子さんを選者にお迎えし、届いた秀作の数々をご紹介していきます。
犬山さんは実は、人気番組「プレバト！」の俳句タイトル戦でも活躍されていますよ！
【犬山紙子Profile】
イラストエッセイスト、コラムニスト。2011年、マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。2014年に結婚、2017年に第一子となる女児を出産後は、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」を立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちへのクラウドファンディング「こどもギフト」メンバーとしても活動中。
イラストエッセイスト、コラムニスト。2011年、マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。2014年に結婚、2017年に第一子となる女児を出産後は、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」を立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちへのクラウドファンディング「こどもギフト」メンバーとしても活動中。
子育て川柳テーマ⑱「＃イマドキ」
「スマホだめ！ ママが子どもに 𠮟られる」
犬山さん：「スマホだめ！ ママが子どもに 𠮟られる」（ペンネーム：それからどーなったー？の鳥推しボーイママ）、私もちょうど昨日、娘に怒られたばかりです（笑）。子どもの寝かしつけで、子どもには「早くねんねだよ」と言っているものの、私は横でスマホゲームをしているところを厳しくツッコまれました。
娘に「保育園の先生に、『まだ起きている』って言っちゃうよ？」と言うと、娘から「ママが◎◎◎のゲームやっているって、保育園の先生に言うよ」と言い返されて、「ぎゃー！ 恥ずかしいからやめて!!」と（笑）。スマホもYouTubeも、私自身がめちゃくちゃ使っているから、子どもにダメって言えないですよね……。
娘に「保育園の先生に、『まだ起きている』って言っちゃうよ？」と言うと、娘から「ママが◎◎◎のゲームやっているって、保育園の先生に言うよ」と言い返されて、「ぎゃー！ 恥ずかしいからやめて!!」と（笑）。スマホもYouTubeも、私自身がめちゃくちゃ使っているから、子どもにダメって言えないですよね……。
子育て川柳テーマ⑲「＃ナゾのこだわり」
「『これ着るの』 お風呂上がりに 雨合羽」
犬山さん：「『これ着るの』 お風呂上がりに 雨合羽」（ペンネーム：ココ）もめちゃくちゃいいなぁ～。子どもの理不尽が、よく出ていますね。自分も子どものころ、こういう経験をしたはずなのに、大人になったらどうしてその気持ちを忘れちゃうんだろうと思います。
「『これ着るの』 お風呂上がりに 雨合羽」
子育て川柳テーマ⑳「＃子どもの力強すぎ」
「大好きと 飛び込む急所に 入る肘」
犬山さん：「大好きと 飛び込む急所に 入る肘」（ペンネーム：はなぴっかぴか）は、前半と後半のギャップが素晴らしい。ほっこりな句かと思いきや、強烈なオチが待っていました。幸せなうぐぐ、ですね。一句の中に落差がついているのが、上手だなと思います。小さい子って力加減を知らないので、彼らの全力は普通に痛いんですよ……。
子育て川柳テーマ㉑「＃子ども愛おしすぎ」
「またひとつ 言い間違えの コレクション」
犬山さん：「またひとつ 言い間違えの コレクション」（ペンネーム：ツム）も気持ちが超分かる!! 「もう１回、言って？」と言わせて、録音したり、録画したりしちゃいますよね。私はこの前、娘がマスカラをマラカスと言ったのがかわいくて、録画しました。そして、そこで正しい言い方を教えるかどうか、すごく悩むんですよね……。言い間違えがかわいすぎて、直しちゃうと二度と聞けないから、「そのままでいいよ」とそっとしておくと、いつの間にか正しい言い方に直っていて、ひそかにショックを受けるという（笑）。私は何回かその言い間違えを楽しみ、動画に撮ってから、正しい言い方を教えています。
「毎日言う 『今がいちばん かわいいな』」
犬山さん：「毎日言う 『今がいちばん かわいいな』」（ペンネーム：トモ）は、私的には永遠にそう！ 周りの方からは「今がいちばんかわいいよ」と言われるのですが、私は、「ウチの娘は一生かわいいですよ？」と思っています。本当に娘オタクなんです（笑）。
第１回げんき子育て川柳～結果発表～
【大賞】「暗闇で そんなに笑顔 見せないで」（ペンネーム：かめ）
「暗闇で そんなに笑顔 見せないで」
犬山さん：すっごくかわいいんだけど、すっごく寝てほしい（笑）。思わずキュンとする気持ちと絶望感、２つの相反する親心を絶妙に表現している句だと思います。“笑顔”というのが、またいいんですよね。つい笑ってしまいました。
【次席】 「待ちなさい 急ぎなさいと どっちなの」（ペンネーム：？）
「待ちなさい 急ぎなさいと どっちなの」
犬山さん：これ、まさに私のこと！ 親としては必死なんですが、子どもからするととっても理不尽だろうなと思います。「どっちなの」は子どもの戸惑いでありながら自分へのツッコミにもなっていて、うまいな～と唸らされました。
【佳作】
「公園で 兄弟走るよ 別方向」（ペンネーム：CMCJ）
「静かだな 床にティッシュと 空の箱」（ペンネーム：かすみん）
「ママトイレ さっきは出ないと 言ったよね」（ペンネーム：かんけん）
「ケチャップも フライドポテトも やさいです」（ペンネーム：どれみふぁ）
「晩御飯 肉肉肉肉 米残す」（ペンネーム：？）
「童謡が 少し違うな 祖父の詩」（ペンネーム：しゃも。）
「オムツぬぎ なぜそこ座る パパの枕」（ペンネーム：さったんママ）
「やっと寝た パキッと骨鳴り ふりだしだ」（ペンネーム：ゆーまま）
「靴に砂 ★★中敷きめくると さらに砂」（ペンネーム：とみー）
「『これ着るの』 お風呂上がりに 雨合羽」（ペンネーム：ココ）
「公園で 兄弟走るよ 別方向」（ペンネーム：CMCJ）
「静かだな 床にティッシュと 空の箱」（ペンネーム：かすみん）
「ママトイレ さっきは出ないと 言ったよね」（ペンネーム：かんけん）
「ケチャップも フライドポテトも やさいです」（ペンネーム：どれみふぁ）
「晩御飯 肉肉肉肉 米残す」（ペンネーム：？）
「童謡が 少し違うな 祖父の詩」（ペンネーム：しゃも。）
「オムツぬぎ なぜそこ座る パパの枕」（ペンネーム：さったんママ）
「やっと寝た パキッと骨鳴り ふりだしだ」（ペンネーム：ゆーまま）
「靴に砂 ★★中敷きめくると さらに砂」（ペンネーム：とみー）
「『これ着るの』 お風呂上がりに 雨合羽」（ペンネーム：ココ）
犬山さん：「公園で～」は、一読しただけで情景がパッと目に浮かぶわかりやすさがあって、とてもいいなと思いました。「この後、どうなったの？」と読み手の空想も広がっていきます。「静かだな～」は、“ティッシュ”と“空の箱”の２語で、大惨事が起きていることを伝えている点が素晴らしいです。「ママトイレ～」はストレートな句ですが、みんな共感できるネタじゃないかな？ 子どもって本当に「どうして今!?」というタイミングで、トイレに行きたがるんですよね。
「ケチャップも～」⇒娘の野菜嫌いに困らされている私としては、賞をあげたかった句！ 「晩御飯～」という偏食がテーマの句も、共感する親が多いんじゃないかなと思って選びました。「童謡が～」は、軽いツッコミでクスリと笑えるユーモアが滲んでいるところが好きです。「オムツぬぎ～」は、子どもの行動を通して垣間見えるパパの切なさがいい味を出しているなと思いました。「やっと寝た」は、頑張るパパ・ママにエールを送りたい気持ちから！ 「靴に砂～」「『これ着るの』～」は、子どもに対する深い愛情と、でもどうしようもない悲哀がうまい具合に混ざっていて、レベルが高いと感じました。
「ケチャップも～」⇒娘の野菜嫌いに困らされている私としては、賞をあげたかった句！ 「晩御飯～」という偏食がテーマの句も、共感する親が多いんじゃないかなと思って選びました。「童謡が～」は、軽いツッコミでクスリと笑えるユーモアが滲んでいるところが好きです。「オムツぬぎ～」は、子どもの行動を通して垣間見えるパパの切なさがいい味を出しているなと思いました。「やっと寝た」は、頑張るパパ・ママにエールを送りたい気持ちから！ 「靴に砂～」「『これ着るの』～」は、子どもに対する深い愛情と、でもどうしようもない悲哀がうまい具合に混ざっていて、レベルが高いと感じました。
【川柳は引き続き募集中！】
あなたも子育てにまつわる想いや気づきを、川柳にしてみませんか？ 応募は一人、何句でもＯＫです。
〒112‐8001
東京都文京区音羽2‐12‐21
講談社 げんき編集部 「子育て川柳」 宛
※ペンネームでの掲載を希望される場合は、ペンネームもご記載ください。
あなたも子育てにまつわる想いや気づきを、川柳にしてみませんか？ 応募は一人、何句でもＯＫです。
〒112‐8001
東京都文京区音羽2‐12‐21
講談社 げんき編集部 「子育て川柳」 宛
※ペンネームでの掲載を希望される場合は、ペンネームもご記載ください。
写真／岩田えり イラスト／カツヤマケイコ 取材・文／木下千寿
▼ 横澤夏子撰★げんき子育て川柳第２弾～パート１
げんきへんしゅうぶ
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ！」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。１・２・３歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載！ Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ！」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。１・２・３歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載！ Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
share
ブックマーク
木下 千寿
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。