現役小児科医のテル先生による連載「子どもの救急相談室」。これまで紹介した記事のなかから、冬に気をつけたい事故やけがなどについての情報をまとめてご紹介します。
冬の家電が招く事故
ヒーターなどの吹き出し口の近くは、最低でも70℃と高温です。
低温なら大丈夫かと思われるかもしれませんが、一番ひどいⅢ度熱傷になるまでの時間は、50℃で5~6分、70℃以上では1秒であっという間に重症化します。
赤ちゃんは熱くても逃げることができません。使用中は事故防止のため、機器のチャイルドロックは必ずかけましょう。ヒーターを使わないときは電源、センサーはオフに。赤ちゃんから目を離すときは、ヒーターを別の部屋に移動させるなど対策をしましょう。