家電の使い方にも注意! 冬や帰省中に気をつけたい【子どもの事故】

現役小児科医テルの連載「子どもの救急相談室」まとめ記事

げんき編集部

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寒さと乾燥に悩まされる冬。小さな子どもの体調管理も大変ですね。冬に使う家電や年末年始の帰省にも危険は付きものです。

現役小児科医のテル先生による連載「子どもの救急相談室」。これまで紹介した記事のなかから、冬に気をつけたい事故やけがなどについての情報をまとめてご紹介します。

冬の家電が招く事故

寒い季節になり、ファンヒーターや加湿器などの便利な家電を使うご家庭も多いと思います。ただ、小さなお子さんのいるお家では、使い方に十分注意が必要です。

ヒーターなどの吹き出し口の近くは、最低でも70℃と高温です。

低温なら大丈夫かと思われるかもしれませんが、一番ひどいⅢ度熱傷になるまでの時間は、50℃で5~6分、70℃以上では1秒であっという間に重症化します。
子どもが電源コードを引っ張り、加湿器が落下し、熱湯が流出する事例が毎年報告されています。

赤ちゃんは熱くても逃げることができません。使用中は事故防止のため、機器のチャイルドロックは必ずかけましょう。ヒーターを使わないときは電源、センサーはオフに。赤ちゃんから目を離すときは、ヒーターを別の部屋に移動させるなど対策をしましょう。
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