現役小児科医が解説! 【ムカデ】刺された! 腫れた! 大丈夫? 「子どもの虫刺されトラブル」
冷やす? 市販薬? 皮膚科? 虫刺されの応急処置 現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#4
2023.08.25
小児科専門医:小児科医 テル
そんなテル医師による、子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
潜んでいるムカデに注意
・5月~8月
夜行性のため、日中は岩や落ち葉の下などに潜んでいます。公園などで大きな石や、植木鉢をひっくり返すと見かけることも。
【症状】
・かまれると激痛が走り、赤く腫れる
・しびれ、かゆみ
・頭痛
・発熱
・アレルギー症状、アナフィラキシーを起こす場合もある
痛みは数時間ほどで治まりますが、頭痛や発熱、じんましん、息が苦しい、気分が悪いなどのアナフィラキシーを起こす場合もあります。
傷口にお湯をかけてはダメ!
・傷口を洗い流す
・冷やす(痛みや腫れをやわらげる)
傷口を洗い流し、感染リスクを減らします。冷やすことで痛みがやわらぎ、腫れをふせぐことにつながります。
お湯(43℃ぐらい)を10~20分かけることでムカデの毒の効果を消すとも言われていますが、逆に温めることで血流が良くなり、体内に毒が回ってしまう場合もあります。お湯よりも水で洗い流すようにしましょう。
かゆみ、痛み、腫れなどにはぬり薬を使います。感染を起こすこともあるので、症状が気になるときは病院を受診しましょう。
家の中に侵入するムカデ
暖かい場所を好むので、布団の中に入り、就寝時にかまれてしまうことがあります。
市販の駆除剤などを使用しても、出入り口となる隙間があると再び侵入されてしまいます。エアコンのダクト周辺や窓のサッシなど、隙間がある箇所にはテープなどを貼り、侵入口をふさぎましょう。
【予防対策】
・家の周りの雑草・鉢植えなどの環境を整備する
・侵入口をふさぐ
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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小児科医 テル
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU