いやな気分になると「おかあさんパチン!」と叩きます

「うちの子のナゾ」第26回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質…etc.その世界の専門家に聞いてみました!

げんき編集部

“いやな気分になると「おかあさんパチン!」と叩きます”

“いやな気分になると「おかあさんパチン!」と叩きます”

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「叩かれたらおかあさんも痛いよ」「悪いことしたら、ごめんなさいって言うんだよ」と言っても、絶対にあやまらないし、叩くのをやめてくれません。(2歳男児)

怒りをぶつけて叩くのではなく、注意を引きたいのです

「叩く」というと乱暴なイメージですが、2歳くらいのお子さんの場合、怒りをぶつけているのではなく、「ぼくをかまって」と注意を引きたいのだと思います。

まだ自分自身の気持ちを理解する能力も低いですし、感情を言葉で説明することもできません。

いやな気分、モヤモヤした気持ちを表現することが「叩く」になっているのでしょう。
子どもの発達心理学の専門家
渡辺 弥生先生
「ごめんなさい」と言わせるよりも、そのときの子どもの気持ちを親御さんが言葉にしてあげるといいと思います。

「さみしかったんだね」「くやしかったんだね」「はずかしかったんだね」など、感情を表現する言葉は、子どもが勝手に覚えるのではなく、親が言葉にして伝えることで、感情と言葉が体験を通してつながっていきます。

それを繰り返していると、だんだんと自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、叩くことも減っていくと思いますよ。

イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美
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『うちの子のナゾ』は、1・2・3歳のこども雑誌『げんき』で絶賛連載中!

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幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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