「いなばあ」25年分の秘話! 制作スタッフ&チョーさん スペシャルインタビュー

「いないいないばあっ!」25周年記念企画 制作スタッフ&チョーさんスペシャルインタビュー!(後編)

げんき編集部

台本通りじゃないから楽しい

ー「いないいないばあっ!」には、チョーさんのアイディアから始まったコーナーや歌もあるんですね。

山縣 「パクパクさん」などがそうですね。

チョー 最初はヘアアクセサリーのボンボンに目を描いて、手作りでやっていましたね。材料がすぐ手に入るものだから、外出先で赤ちゃんがぐずったときなどに、お父さんお母さんが真似してあやせるんじゃないかなーって考えたんです。それが進化したのが「パクパクさん」。僕は俳優、声優、いろいろな仕事をしていますが、普通は台本があってそのとおりにやる。でも、「いないいないばあっ!」はまったく違います。最初の企画段階から参加して、スタッフみんなといっしょに作っていくことができる。そこが最高に楽しいです。歌もジョギング中に思いうかんだ歌詞やメロディーを家でカセットテープに吹き込んで、よくスタッフに聞いてもらいました。

山縣 25年の間にカセットデッキが激減してしまったので、チョーさんから届くカセットテープを聞くためだけに、よく自分の車に乗りました(笑)。最近は携帯の留守電に入っています。メモリーしやすくなって助かります。

中村 時代の変化とともに、ちゃんと進化していますね(笑)。
制作スタッフとチョーさんのインタビューの様子

ー収録のときも、ワンワンのアドリブが炸裂しているらしいですね。

チョー アドリブというか、台本のセリフを覚えていないだけで……(笑)。

山縣 えー(笑)。

チョー なんというか、台本を読んで大まかな流れは頭にいれるんですが、あとは現場にあわせてワンワンが遊ぶと自然にセリフが出てくるんです。

中村 こんなふうにおっしゃっていますが、チョーさんの台本にはびっしりセリフ回しのアイディアが書き込まれているんです。

チョー(笑)そうですね、何パターンか考えています。現場は、とくにロケのときなど状況がどんどん変わっていくので、臨機応変にできるようにアイディアを練っていますね。
2000年 雑誌「いない いない ばあっ!」創刊から歴代女の子との表紙
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