「いなばあ」25年分の秘話! 制作スタッフ&チョーさん スペシャルインタビュー
「いないいないばあっ!」25周年記念企画 制作スタッフ&チョーさんスペシャルインタビュー!(後編)
2022.03.16
ワンワンはロケで全国津々浦々へ
「変わらない」を つなげていく
ー25周年を迎えて、これから挑戦してみたいこと、また守り続けていきたいことなどはありますか?
山縣 まさかこんなに続くとは思っていませんでしたね(笑)。ワンワンと女の子がいる、それがただ続いている。始まったときからなにも変わらずにいられるのは、チョーさん、ワンワンという柱が揺るがないからだと思います。かなちゃん、りなちゃんは、今ではもうお母さんになりました。自分が番組の中で歌っていた歌を歌って子育てしているそうです。なんというか、こうやってつながっていくのだな、と。年に1度、歴代女の子たちやスタッフが集まる機会があるのですが、まるで実家に帰ってきた娘たちのよう。そこで成長を確かめ合います。振り付けの彩木エリさんが「この番組にきた女の子はみんなすごくいい子になる。たくさん愛されるから」って言っていました。確かにそのとおりで、チョーさん、スタッフ、みんなからいっぱいいっぱい愛情を受けるから、ここが心の拠り所になるのだと思います。「いないいないばあっ!」は、本当に番組に関わる全員が親戚のようにつながっているのです。
中村 25年間ずっとコンセプトを変えずにやり続けているというのが、この番組のすごいところだなって思っています。これだけ長くやっていると、作る側はつい、新しいことや違うことをやりたくなってしまう。でもあえてそれはせずに、つねに赤ちゃんに向き合って作り続けている。これをこのままずっとつなげていきたいですね。
チョー なんだかね、気づいたら25年たっていた。あっという間ですよ、25年なんて。本当にあっという間!(爆笑)
ー最後に読者の方にメッセージをお願いします。
山縣 情報があふれている今の世の中、子どもにはこれが良いとかあれが良いとか、どんどん入ってきますよね。でも、「いないいないばあっ!」はすごくシンプルです。遊ぶだけ。「ああ、これでいいんだな」って思っていただけるとうれしいです。
中村 番組が始まったときの最初のコンセプトのひとつに「『いないいないばあっ!』は、テレビを見たあとが大事です」というのがあります。つまりこの番組の中の遊び、歌などを見終わったあとに、やってみたい、歌ってみたい、と思っていただけるのが我々の願いです。テレビを見終わったあとに、たくさん真似して親子でコミュニケーションをとる材料にしてくれるとうれしいです。
※この記事は「いない いない ばあっ!」2021年冬号を再構成したものです。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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