「大地のハンター展」は想像をはるかに越えた不思議がいっぱい! 中学生“研究員”の興奮ルポ!
ワニが大好きな大阪在住のMOVEラボ研究員・助手のはるきがレポート
2022.09.02
科学展覧会の決定版!「大地のハンター展」は9月25日まで!
動物が生きていくために必要な営みである「捕食(捕らえて食べる)」に注目した「大地のハンター展」。陸に上がって4 億年のうちに多様化したハンター(捕食者)たちを顎や歯、ハンティングテクニックなど、さまざまな角度から紹介・展示されています。
今回は、昨年から大阪での開催を楽しみにしていたという大阪在住のMOVEラボ研究員・はるきが、満を持して行ってきました!
ワニの研究を自身でも行う、ワニ大好きなMOVEラボ・助手のはるきがレポート!
MOVEラボの中学生メンバー(助手)のはるき(中1)。恐竜とワニが大好きでワニや鳥の全身骨格を自身で作ったりしながら日々研究を深めています。
<MOVEラボ研究員とは?>
MOVEラボ研究員は、厳正な選考によって選ばれた、生きものや自然科学に興味のあるMOVE読者の代表です。研究員は、MOVEラボの活動に参加し、フィールドや博物館、動物園などをリアルに楽しみます。また、ラボの研究員は、自分たちの研究レポートをMOVEラボのサイト上で発表します。
メンバーは現在18名! 中学生以上は「助手」として活動しているよ!
https://lab.zukan-move.kodansha.co.jp/
待ちに待った「大地のハンター」展に行ってきました!
こんなに一気にたくさんの種類のワニの標本を見ることはないので、楽しかったです。
少し前に他の施設で、ヒグマやツキノワグマの標本を見ましたが、「大地のハンター展」ではギリギリまで近づいて標本を見る事が出来ました。手のひらや爪をじっくりと観察しましたが、三毛別羆事件の話を思い出して恐ろしすぎました。
隣にはボア科のオオアナコンダの標本が展示されていて、長いし胴回りも太くて驚きました。ただ、この太さで山羊やワニを飲み込むことにも驚きです。
フクロウなどの猛禽類の展示もたくさん!
今回初めて知った事が2つあります。
1つ目はフクロウの翼にあるセレーションです。セレーションとは「ノコギリの歯」のようなギザギザを表していて、夜行性のフクロウにあるものだそうです。
鳥が鳥の血を飲むなんて驚愕です。鳥のくちばしで血を飲み込むのか、どうなっているのか一度動画で見てみたいです。
今回の「大地のハンター展」でもかなりの種類の猛禽類が展示されていて、ぼくは猛禽類の展示場所を何回もぐるぐる見てしまいました。
朝に巣をはらっても数時間で元通り大きな巣が出来上がってるとガイドの人が教えてくれました。蜘蛛の生命力はすごいなと身に持って感じました。
監修者はぼくが会ってみたい先生たちばかり!
図録や図鑑で読んで知っていた事を、実際に標本で見ることが出来て、想像をはるかに超えた生物の不思議がありました。まだまだ知らないことがたくさんあるので、これからも図鑑や本で知識を増やし、動物園や博物館へ行って標本や実物を見て、生物についてもっと勉強していきたいです。
「大地のハンター展」は子供ももちろん、大人も若い方も、様々な年齢層が見に来ていました。ぼくもこんなみんなが喜ぶ特別展を企画出来るようになりたいです。
特別展「大地のハンター展~陸の上にも4億年~」
会期:2022 年7月16日(土)~9月25日(日)
会場:大阪市立自然史博物館ネイチャーホール
公式サイト:https://www.tv-osaka.co.jp/event/huntersonland/