隕石の衝突後、生き残った恐竜はどのくらいの期間生きていた?

〈Q&A企画 MOVE生きもの相談室〉講談社の動く図鑑MOVEの読者からの質問に答えます!

講談社の動く図鑑MOVEの読者から「教えて、小林先生!」

すべての画像を見る(全5枚)
プエルタサウルスvs.マイプ
©「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」 制作・配給 ユナイテッド・シネマ
子どもたちの“生きもののふしぎ”に専門家が答える「MOVE生きもの相談室」。答えてくれるのは、講談社の動く図鑑MOVE「恐竜2 最新研究 新訂版」の監修を手掛ける恐竜学者の小林快次先生! 

今回は2024年3月8日より公開の『恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!』公開記念の特別版として、映画にまつわる恐竜の絶滅についての質問に答えていただきました。知れば知るほど、謎が深まる恐竜のおもしろさを体験してみよう。
小林快次/こばやし・よしつぐ
1971年福井県生まれ。北海道大学総合博物館教授。アメリカ、ワイオミング大学地質学地球物理学科卒業。アメリカ、サザンメソジスト大学地球科学科で博士号取得。専門は古脊椎動物学。講談社の動く図鑑MOVEでは恐竜シリーズの監修を務める。

Q.隕石の衝突後、恐竜はどのくらいの期間生きていたのですか?

隕石衝突後にどれくらい恐竜が生き残っていたかには、いろいろな説があるようですが、たとえば6300万年前の地層から恐竜の化石が発見される可能性もあるのでしょうか?(ゆうと・小4)
A.すでに見つかっている可能性もあります

実際にアメリカのニューメキシコ州から、隕石が落ちたK-Pg境界(隕石が落ちる前と落ちた後の地層の境目)の上から恐竜の化石が出ていると主張している研究者もいます。それ以外にも中国にもそういうところがあります。研究者によっては隕石衝突後から数万年〜十万年単位で生きていたのではないかと考える人もいます。
講談社の動く図鑑MOVE「恐竜2 最新研究 新訂版」より

小林先生も出演! 『恐竜超伝説 2  劇場版ダーウィンが来た!』

2024年3月8日より、いよいよ全国ロードショー!

©︎「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」製作・配給 ユナイテッド・シネマ
NHK 総合テレビの人気自然番組『ダーウィンが来た!』の劇場版第5弾『恐竜超伝説 2  劇場版ダーウィンが来た!』が、2024 年3月8日(金)よりユナイテッド・シネマほかにて全国ロードショー。

今回舞台となるのは太古の超巨大大陸「ゴンドワナ」。「超巨大恐竜」たちと、最新研究によって浮かび上がってきた“巨大隕石の衝突にさらされた恐竜たちのサバイバルストーリー”を大迫力の高精細CG映像でご紹介します。過酷な世界をたくましく生き抜いた、知られざる恐竜たちの物語が明らかに!

講談社の動く図鑑MOVE「恐竜2 最新研究 新訂版」にも登場する多数の最新恐竜が迫力の高精細CG映像で登場。同じ時代に生きていたかのような感覚で楽しめるはず。

『恐竜超伝説 2  劇場版ダーウィンが来た!』
https://kyouryu2-darwin.com

2020年代発表の新種がいっぱい! 最新情報盛りだくさんの最強新訂版!

この記事の画像をもっと見る(5枚)