3月5日 ウルトラマンネクサス TLTを脱出した姫矢が命懸けの変身を果たす!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月5日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月5日」(2005年)。
ゴルゴレムと戦うウルトラマンネクサス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

ネクサスとなってゴルゴレムを撃破した姫矢 准だったが、力尽きて倒れてしまう。しかし、そんな姫矢を地球解放機構・TLT(ティルト)は連行。ネクサスの光の力の秘密を探るための実験をはじめた。そして、スペースビーストが発する特殊サイクルのエネルギー振動波であるビースト振動波を照射したことで、姫矢の心臓は止まってしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

姫矢が脱出する

2005年3月5日は『ウルトラマンネクサス』第22話「安息 -キュア-」が放送された日です。突如姫矢の心臓が停止し、焦るTLTの松永要一郎管理官。作戦参謀の吉良沢 優は、ウルトラマンネクサスの力を呼び起こすことで姫矢が蘇生すると考え、もう一度ビースト振動波を照射するよう指示した。再度、姫矢がビースト振動波を受けるとネクサスの変身アイテムであるエボルトラスターが起動し、心臓が再び動き始めた。松永はこの波動を記録するよう指示を出す。

すると姫矢は光となって、拘束されていた施設から姿を消した。姫矢は孤門の前に現れ、何かを伝えようとするが、今度は吉良沢が出現。吉良沢は姫矢に「次に変身して戦えば、命を落とす」と忠告。そのやりとりを終えると、ふたりは孤門の前から姿を消してしまう。そして、姫矢は以前勤めていた新聞社時代の先輩・佐久田 恵の前に現れ気を失ったのだった。

一方、カメラマンの保呂草が撮影した、温泉街でのゴルゴレムとナイトレイダーの戦いの写真は、姫矢の知人のジャーナリストである根来甚蔵の手に渡り、スポーツ新聞に掲載された。しかし、社会の秩序を守るため、人々からスペースビースト事件の記憶を消すMP(メモリーポリス)は、他の新聞社に同じタイミングで妖怪や恐竜のインチキ記事を載せるよう手を回し、結果、根来の告発した真実は埋もれてしまっていた。さらに、根来はMPに追われてしまうも、「世界UFO研究所」という怪しいサークルの男たちに助けられる。
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