カツミがルーブクリスタルを授かる
なんと、その中身は3つのルーブクリスタルだった。なんでも、熊城家に代々伝わるもので、熊城家のご先祖様は、ふたりの光の巨人から夢の中で「しかるべきとき、しかるべき者に渡せ」と言われていたらしい。「しかるべき者」は、カツミなのではないかと考えた熊城。彼は冗談だと笑いながらも、餞別としてカツミにルーブクリスタルを差し出したのだった。
イサミお手製の、怪獣が出現した際に観測されるバイブス波を検知するアプリをスマホに入れ、カツミは練習試合に向かう。揉めてしまったチームメイトに謝罪し、試合に挑むカツミだったが、再びレッドキングが現れてしまった。カツミに気づかれないように現場に向かったイサミだったが、カツミは応援席にいたイサミの姿が消えたことに気づきスマホをチェック。怪獣の出現を知る。
しかし、試合は最終回で1対0の状況。ここでカツミが抑えればホワイトベアーズの勝利だった。何かを迷うそぶりを見せるカツミを熊城は𠮟咤。それを受けてカツミは自分の役目を自覚し、マウンドを降りて戦いに向かった。レッドキングに苦戦するブルに、カツミが変身したロッソが加勢。ロッソは熊城から託されたウルトラマンゼロのルーブクリスタルをルーブスラッガーに装塡して繰り出す必殺技・ゼロツインスライサーでレッドキングを見事撃破したのだった。
どくろ怪獣 レッドキング
【ウルトラ怪獣事典】
どくろ怪獣 レッドキング
全長/45メートル
体重/2万トン
愛染マコトがレッドキングの怪獣クリスタルで出現させた怪獣。知性は低いが野生の対応力を発揮し、一度受けた敵の攻撃を見抜いたり、ダメージを負った部分を集中的に攻めたりするなど力押しだけではない戦い方をみせた。
初登場エピソード:『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」(1966年9月4日放送)
脚本:金城哲夫、上原正三/特技監督:高野宏一/監督:円谷 一
紹介エピソード:『ウルトラマンR/B』第4話「光のウイニングボール」(2018年7月28日放送)
脚本:柳井示羊緒/監督:田口清隆
(※「示羊」は一字です)
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
7月28日はゼロのルーブクリスタルでレッドキングを撃破した日
カツミが抜けたあと、監督の熊城自らがピッチャーを務めるも、試合はサヨナラ負けとなってしまいました。戦いを終え、熊城のもとに戻ったカツミ。監督を胴上げするという夢は叶いませんでしたが、熊城本人は「最後にいい試合ができた」とカツミに語ったのでした。
熊城はカツミがウルトラマンロッソであることを知っているかのようなそぶりを見せていましたが、実際のところは不明。演じる平泉 成さんは『ウルトラマンガイア』の千葉辰巳参謀役など複数のウルトラマンシリーズ作品に出演されています。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga