1977年に地球外生命体へのメッセージを搭載して打ち上げられたボイジャー1号と2号。太陽系の惑星観測に新たな発見と功績を残した後、恒星間の宇宙空間を飛行中です。
今回取り上げるのは「2月6日」(1999年)。根源的破滅招来体の脅威に負けず、ボイジャーに託された夢を継いでいこうとする少年がいました。
突然、雷雲が現れ、そこから宇宙雷獣 パズズが出現する。
宇宙を見ることを止めた少年
そんな忙しい合間をぬい、千葉参謀は同じ宇宙好きである甥の弘希に、新しい天体望遠鏡をプレゼントするため、妹の家を訪れた。3年前に初めて天体望遠鏡をプレゼントされ、星を見ながら無人探査機ボイジャーの話を千葉参謀から聞いた弘希は、望遠鏡に「ボイジャー1号」と名前をつけていた。
しかし、成長した弘希は宇宙(そら)から来るのは恐ろしい根源的破滅招来体ばかりだと感じ、宇宙を見るのを止めてしまう。そして、望遠鏡のボイジャー1号を、大昔に宇宙から落ちてきたという言い伝えのある不思議な石、「石の翼」のある丘に埋めてしまっていた。