5月28日 ウルトラマンネクサス 新宿大災害はウルトラマン・ザ・ネクストの戦いだった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月28日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月28日」(2005年)。
メガフラシと対峙するウルトラマンネクサス アンファンス  ©円谷プロ
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2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、地球解放機構TLT(ティルト)日本支部のスペースビーストを撃退する戦略特殊任務班ナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

映画『ULTRAMAN』でウルトラマン・ザ・ネクストに変身した真木舜一。彼とともに行動していた水原沙羅が、TLT北米本部から査察官として日本支部の第3基地であるフォートレスフリーダムにやってくる。一方、孤門たちは5年前に起きた新宿大災害がザ・ネクストとビースト・ザ・ワンの戦いによるものだということを知るのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

孤門たちが5年前の真実を知る

2005年5月28日は『ウルトラマンネクサス』第33話「忘却 ‐A.D.2004‐」が放送された日です。謎の敵・アンノウンハンドによりフォートレスフリーダムのセクション・ゼロが襲撃を受ける。セクション・ゼロには「基地の動力施設が存在する」とされていたが、実際には「レーテ」と呼ばれる重要な機密が隠されていた。

アンノウンハンドは防衛システムにより迎撃され事なきを得たが、今回の事件を受け、TLT北米本部から査察官の水原沙羅の来日が決定する。一方そのころ、遊園地でアルバイトをする千樹 憐のもとに見知らぬ少女が現れ、いきなりデートの申し込みをして去っていく。憐を監視する任務に就いていた野々宮瑞生は、その様子を複雑な心境で見ていたのだった。その少女・葉月は、TLTの管理官である松永要一郎の娘だった。仕事が多忙な松永はあまり自宅に帰っていないらしく、親子関係はギクシャクしている。そして、松永の妻は5年前に巨大隕石の落下により新宿に多大な被害が起きた「新宿大災害」で亡くなっていた。

一方、TLTにスパイが紛れ込んでいる可能性があることやTLTそのものに疑問を持ち始めていた石堀光彦隊員、平木詩織隊員は水原について独自に調べていると、彼女が憐やTLTの作戦参謀・吉良沢 優たち遺伝子操作をされて生まれた「プロメテの子」とつながりがあることを知る。そして、それを調べるなかで、ある人物が遺伝子に致命的なディフェクト(欠陥)があり、17〜18歳になると命を落としてしまうことを知る。

その後、ディフェクトを持つプロメテの子の存在と、なぜか水原によって開発が中止された特効薬の名前が「ラファエル」であることを石堀たちから聞いた孤門。孤門はすぐに、そのプロメテの子が憐であることに気づく。憐の命は、残り少ないのだ。
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