11月16日 ウルトラマンティガ 怪獣の細胞を移植した人間がエボリュウに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月16日(1996年)

テレビマガジン編集部

エボリュウの正体はリョウスケだった!

翌日、早速モンスターキャッチャーのレーダー反応があった。しかし、ホリイがその反応を追うと、そこにいたのはエボリュウではなく、リョウスケだった。エボリュウの正体は、リョウスケなのではないかと疑うホリイ。その後、現地で合流したダイゴたちに、最近のリョウスケの動向を調査するよう依頼した。

そして、宇宙開発センター内で保管されていた、宇宙細胞エボリュウが盗まれるという事件が発生していたことが発覚。その研究にはリョウスケも関わっていた。エボリュウ細胞を移植された生物は、身体能力が飛躍的に向上するかわりに、大量の電気エネルギーを吸収し続けなければ死んでしまうらしい。

父親が厳しかったリョウスケは、努力をして常にナンバーワンであり続けていたが、GUTSに入れなかったこと、そして学生時代に好きだったサヤカがホリイを選んだことから、「完璧である」ことへの強迫観念に囚われてしまっていた。そして、自らの体にエボリュウ細胞を移植してしまったのだ。ホリイは、TPCの医務局にリョウスケを連れていこうとするが、リョウスケはそれを拒否。エボリュウに変貌してしまう。

ホテルを破壊しようとするエボリュウに、GUTSは攻撃を開始。ダイゴもウルトラマンティガに変身する。そして、ティガはエボリュウの攻撃をあえて受けることで、電気エネルギーを消耗させ、リョウスケを救おうとした。しかし、ティガはエネルギーが切れ、膝をついてしまう。すると、エボリュウもエネルギーを消費し切って、元の姿に戻ったのだった。リョウスケのもとに駆けつけるホリイ。しかし、彼の体はすでに限界に達しており、リョウスケは息を引き取ったのだった。

異形進化怪獣 エボリュウ

大量の電気エネルギーがないと、生命を維持できない  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
異形進化怪獣 エボリュウ

身長/53メートル
体重/5万3000トン

自らの体にエボリュウ細胞を移植したサナダ・リョウスケが変貌した姿。大量の電気エネルギーが必要で、発電施設を襲った。電撃攻撃でティガを襲う。

登場エピソード:『ウルトラマンティガ』第11話「闇へのレクイエム」(1996年11月16日放送) 
脚本:武上純希/監督・特技監督:神澤信一

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11月16日は人間がエボリュウに変貌した日

11月16日は、ホリイ隊員の友人であるリョウスケがエボリュウに変貌したエピソードの日。常にナンバーワンであることを自らに強い、自分を追い詰めた結果、怪獣になってしまったリョウスケ。ホリイは友人の亡骸に、「もう、誰とも競争せんでええんやぞ」と言葉をかけるのでした。
このお話の後日談、第47話「闇にさようなら」はこちら!
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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