11月16日 ウルトラマンティガ 怪獣の細胞を移植した人間がエボリュウに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月16日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月16日」(1996年)。
エボリュウと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

ネオリゾートで強力な生体反応が観測された。調査に向かったホリイ隊員は、そこで大学時代の友人であるサナダ・リョウスケと再会する。しかしその後、怪獣・エボリュウが出現。ホリイは自らが開発した、怪獣の居場所を追跡するためのモンスターキャッチャーをエボリュウに命中させるも、エボリュウは姿を消してしまう。そして翌日、モンスターキャッチャーはリョウスケに反応を示していた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

リゾート地にエボリュウが出現

1996年11月16日は『ウルトラマンティガ』第11話「闇へのレクイエム」が放送された日です。ネオリゾートに強力な生体反応が観測され、ダイゴとシンジョウ隊員が調査に向かった。しかし、怪獣の姿は確認できない。そこで、ホリイ隊員の開発したモンスターキャッチャーが投入されることになる。モンスターキャッチャーとは、特殊な粒子を内蔵した弾丸で、敵に命中させることで相手がどこにいても追跡できるという代物だ。

翌日、現場に出向いたホリイであったが、怪獣の姿は発見できなかった。怪獣がいなければ、モンスターキャッチャーも意味がない。すると、ホリイは大学時代の友人であるリョウスケと再会する。リョウスケは、現在は宇宙開発センターで研究をしているが、GUTSの試験に落ちたという過去があり、どうやら今でも未練があるようだ。すると、リョウスケが急に苦しみはじめる。彼を気遣うホリイであったが、リョウスケは「放っておいてくれ」と言ってホテルの部屋に閉じこもってしまう。

ホリイはそこで、同じく大学時代の友人であるイジュウイン・サヤカとも再会した。サヤカによると、リョウスケは3ヵ月前から様子がおかしいらしい。そしてその夜、ネオリゾートのエネルギーセンターに巨大な怪獣・エボリュウが現れた。ホリイはモンスターキャッチャーをGUTSハイパーに装填して、発射。エボリュウは姿を消してしまうものの、追跡が可能になった。
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