あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月28日」(1971年)。
ニューヨークのMAT技術局からモンスターソナーを受け取る任務を命じられた郷。しかし、その日は次郎の誕生日だった。事情を知っていた南隊員は、郷や加藤隊長に無断で郷の代わりを引き受けるが、南は消息を絶ってしまう。行方不明になってしまった南を救うため、郷はオーバーホール中のマットアロー1号の組み立てに奮闘する。
郷の代わりに任務を引き受けた南隊員
すると加藤隊長がやってきて、郷に、明日の休暇は延期だと命じる。ニューヨークのMAT技術局に行き、新開発された怪獣探知機・モンスターソナーを受け取る任務に就くためだ。南隊員は自分が行くと進言するが、南のこの週の飛行時間は70時間を超えており、地上勤務をするよう言われてしまう。加藤隊長は郷に指令を出し、その場から去っていった。
次郎の誕生日に仕事が入ってしまい、残念に思う郷。しかし翌日、南は、加藤隊長や郷に無断でマットアロー2号に乗り、技術局からモンスターソナーを受け取っていた。仲間思いの南に加藤隊長は、1ヵ月の外出禁止命令を下すも、その顔は笑っていて南を叱責することはなかった。
しかし、その後、南のマットアロー2号は謎の現象によって操縦不能になり、基地との通信も途切れてしまう。加藤隊長たちはマットジャイロで南の捜索に出発。郷は当初の予定通り、次郎やアキと過ごしていたが、南が行方不明になったという事実を知り、帰還する。