3月11日 ウルトラマンマックス 星空の美しさを忘れた人類の前にケプルスが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月11日(2006年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月11日」(2006年)。
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ケプルスと戦うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

夜空の星が集まるように輝き、怪獣・ケプルスが出現。コイシカワ・ミズキ隊員はその怪獣を召喚した男性と、幼いころに出会っていた。成宮と名乗るその男性は、ミズキのことを自分と同じサトン星人の末裔だと言う。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

夜の街にケプルスが現れる

2006年3月11日は『ウルトラマンマックス』第37話「星座泥棒」が放送された日です。戦いのなかで仲を深めていたカイトとミズキは、ある日の夜、天体観測のデートを楽しんでいた。しかし、いつの間にか星の数が増えている。星の光は集合し怪獣をかたどると、怪獣・ケプルスが出現した。街を破壊しはじめるケプルス。DASHは出撃し攻撃を開始するも、ケプルスはすぐに姿を消してしまう。一方、ミズキはケプルスに見覚えがあるようだった。

DASHは、ケプルスが消失したポイントに残されていたものと同じ波動が、地上にもあることを突き止める。近くにいたミズキは現場に向かうと、そこにはプラネタリウムがあった。プラネタリウムにはひとりの男性が立っており、ミズキを待っていたと言って語りはじめる。はるか昔、地球には宇宙から「星空の創造主」とも言うべきサトン星人が来訪した。彼らは、地球人に星空の美しさを啓蒙するために「天球界」という巨大なプラネタリウムのようなもので地球を包み、それによって地球の夜空には、たくさんの星々が輝くようになった。

地球人は星空に畏敬の念を抱いていたが、時が経つに連れ人々は文化を発展させ、その人工的な光で夜空から星を奪ってしまった。そんな人類に怒りと哀れみを持ったサトン星人の末裔はケプルスを召喚し、地球人から「悪しき光」を消し去ろうとしていると言うのだ。そして、その男性はミズキが自分と同じように、サトン星人の末裔だと語告げた。男性が、地球人が悔い改めなければケプルスはまた現れると言い残すと、プラネタリウムは消滅。ミズキは気がつくと、街の中にひとりで佇んでいたのだった。
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