9月25日 ウルトラマンがギャンゴにくすぐり攻撃を繰り出す!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月25日(1966年)

テレビマガジン編集部

石がギャンゴになった!

記者会見に参加していた鬼田という男は、会見場にこっそりスピーカーを取り付けていた。そして、石に「液体になれ」と語りかけると、石は液体になってケースの外に漏れ出る。さらに、鬼田は「ロケットになれ」と言い、石を自分のもとに呼び寄せ奪い去ってしまう。

鬼田の目的は、石の力で金持ちになることだった。しかし、その前に石を使って人々にいたずらをすることを思いつく。鬼田が「怪物になれ」と石に命じると、石は人間大サイズのギャンゴに変化。鬼田はホテルの従業員や撮影中のカメラマンらを脅かして遊びはじめた。しかし、調子に乗った鬼田は、ギャンゴに「もっと大きくなれ」と命令。すると、ギャンゴは50メートルに巨大化してしまう。

ギャンゴを室内で巨大化させたため、ホテルは崩れ鬼田は気を失った。鬼田は科学特捜隊に身柄を拘束されたが、気を失ったことで「願うことを止める」ことができなくなり、ギャンゴは存在し続けてしまう。防衛軍は熱戦砲でギャンゴを攻撃するが、まるで効果はない。さらに、ハヤタの乗るジェットビートルも撃墜されてしまった。

海に墜落したハヤタは、海中で変身。海の中からウルトラマンが現れた。ギャンゴと戦おうとするウルトラマンだったが、ウルトラマンはギャンゴに乗っかられてしまう。ウルトラマンは、脱出するためにギャンゴにくすぐり攻撃を敢行。無事に体勢を立て直す。そして、スペシウム光線を放とうとした。しかし、ギャンゴが怯えているのを見たウルトラマンは構えを解き、格闘戦を再開。そうしているうちに、鬼田が目を覚ます。そして、鬼田が願うことを止めたことより、ギャンゴはもとの石に戻ったのだった。

脳波怪獣 ギャンゴ

耳は常に回転している  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
脳波怪獣 ギャンゴ

身長/2.2〜50メートル
体重/60キロ〜6万トン

どんなものにも姿を変える不思議な石が、鬼田によって怪獣の姿になってしまった姿。戦いでは、ウルトラマンと遊んでいるかのような様子も見受けられた。ウルトラマンの突進攻撃をかわし海に落とした際は、水中のウルトラマンから水をかけられ、また逆に水中に落とされたりもした。

登場エピソード:『ウルトラマン』第11話「宇宙から来た暴れん坊」(1966年9月25日放送) 
脚本:宮田達男/特殊技術:高野宏一/監督:満田かずほ(※かずほは、正しくは禾に斉になります)

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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9月25日は宇宙から不思議な石が飛来した日

9月25日は、人間のテレパシーを受け、自在に姿を変える不思議な石が出現。それが悪用され、ギャンゴになってしまったエピソードの日。石は一度科学特捜隊に回収されたのち、ウルトラマンによって宇宙に返されました。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga