9月25日 ウルトラマンがギャンゴにくすぐり攻撃を繰り出す!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月25日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月25日」(1966年)。
ギャンゴと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

願ったものに形を変える不思議な石が発見された。しかし、その石は悪人に奪われ、怪獣・ギャンゴとなってしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ホシノ少年たちが見つけた石は、願ったものに姿を変える不思議な石だった

1966年9月25日は『ウルトラマン』第11話「宇宙から来た暴れん坊」が放送された日です。ホシノ少年たちが空き地で遊んでいると、空から何かが降ってきた。彼らは周囲を捜索し、丸い石を見つける。しかし、ひとりの少年は「ただの石ころだよ。こんなものより、ビー玉がいいや」と言って、石を投げ捨ててしまう。

すると、石はビー玉に変化した。しかし、すぐにもとの石に戻ってしまう。見間違いかと思う少年たち。しかし、今度はホシノ少年が「レーシングカーになればいいのに」と思うと、石はスロットカーとコースに変化する。その石は、願ったものに姿を変える不思議な石だったのだ。ただし、願った人間が、願うのをやめると、もとの石に戻ってしまう。ホシノ少年たちはさまざまな実験をしたのち、石を科学特捜隊に届ける。

その石は、科学センターで山本博士による解析が行われた。そして、記者を集め、解析結果が発表される。石は、地球上に存在しない未知の化合物でできており、「生物の能力をもった鉱物」と言えるらしい。そして、人間のテレパシーを受けることで、さまざまなものに変化するのだ。
次のページへ 石がギャンゴになった!
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