あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月27日」(1973年)。
白鳥健一少年の親友・タケシと彼の父親に、手土産としてスイカを持っていった光太郎。しかし、そのスイカの中に怪獣・ケムジラが潜んでいた。さらに、ケムジラを餌とするバードンも現れる。
スイカをもらった光太郎。しかし…
麓の農家を訪れていた光太郎は地震に遭遇。なんでも、春先から大熊山の様子がおかしいらしい。スイカも奇妙な毛虫に食われ、農協が調査をしたが毛虫の正体はわからなかった。その後、光太郎はスイカを4つもらい、白鳥健一少年の親友・タケシの父親が務める地震研究所を訪れる。タケシの父は、自宅から離れた研究所で働き詰めになっており、タケシは早く家族全員で暮らしたいと考えていた。光太郎はスイカをひとつお裾分けし、タケシと健一を連れて帰宅。タケシの自宅用にもスイカを手渡す。
しかし帰宅後、タケシのスイカの中から小型の怪獣が出現。スイカを食べ、中にいた生物が毛虫大から大きく成長していたのだ。タケシは怪獣が吐いた糸を目に受け視力を失い、怪獣は姿を消してしまう。タケシがこんな目にあったのは、スイカを持ってきた光太郎のせいだと責めるタケシの母親。一方タケシ本人は光太郎を庇い、録音していた怪獣の音を提供する。