あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月21日」(1980年)。
休日に生徒たちを連れて石倉山の鍾乳洞見学に訪れた猛と同僚の京子先生。しかし、かつて光の巨人によって封印されていたタブラが復活。動き出したことで地震が発生し、京子と教え子の“落語”が地割れに落ちてしまう。
鍾乳洞の見学にやってきた猛と生徒たち
その男性は学会の異端児と言われている、日比野という考古学者だった。日比野博士は猛が教師であることを知ると、猛なら自分の考えを理解してもらえるだろうと、リュックサックからタブラの土偶と象形文字が書かれている石を取り出す。タブラは3000年ほど前に地球で暴れていた怪獣で、人間を食べていた。しかし、突如現れた「光の巨人」によってタブラは石倉山の中に封じ込められたらしい。