5月17日 ウルトラマンティガ イルマ隊長がマノン星人にさらわれる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月17日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月17日」(1997年)。
マノン星人と戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

最近は出動もなく、平和な日々が続いていたGUTS。イルマ隊長は、気分転換に隊員たちをお花見に誘うが、近くの女性が苦しみだしたことに気づく。しかし、その女の正体はマノン星人だった。マノン星人は地球侵略のため、TPCの防衛システムの情報をイルマ隊長から聞き出そうとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

GUTSが夜桜を楽しむ

1997年5月17日は『ウルトラマンティガ』第37話「花」が放送された日です。ここ1ヵ月の間、とくに事件は起こらず、GUTSは平和な日々を過ごしていた。季節が春ということもあり、隊員たちは集中力が欠け、仕事に身が入らないでいた。そこで、イルマ隊長は隊員たちを夜の花見に誘うことに。しかし、全員が不在になることはできないため、トランプで勝負をし、負けたダイゴは居残ることになってしまった。

桜は満開だった。お酒が飲めないムナカタ副隊長を除き、みな酒を飲みながら花見を満喫する。すると、シンジョウ隊員は近くで老婆とともに花見をしていた女性が、とても美しいことに気づく。一方、ダイゴのもとに情報局のニカイドウがやってきた。どうやらイルマ隊長に指示され、ダイゴを手伝いにきたらしい。

花見をしていたヤズミ隊員は、定時連絡をするため小型端末のPDIで本部のダイゴに連絡を取ろうとする。しかし、謎の電波障害が発生し、通信することはできなかった。一方、ダイゴも仲間たちと連絡を試みるも、やはり通信が不能だ。その原因は、近くに絶縁攪乱物体があるためだと判明する。さらに、それは1ヵ月前、GUTSが見失ってしまった未確認飛行物体だった。
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