10月31日 ウルトラマンガイア チーム・シーガルが人命救助に命を賭ける!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月31日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月31日」(1998年)。
レザイトと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

巨大な隕石が地球に飛来。我夢の判断で、最悪の事態は避けられたものの、民間団体・怪獣災害基金を作る会のメンバーふたりが取り残されてしまう。

『ウルトラマンガイア』は、防衛隊であるXIG(シグ)に、複数のチームが存在するのが特徴です。今回は、戦闘ではなくレスキューが任務のチーム・シーガルの活躍を描くエピソード。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

レザイトが地球に飛来

1998年10月31日は『ウルトラマンガイア』第9話「シーガル飛びたつ」が放送された日です。宇宙から謎の物体が東京に飛来。そして、高熱を発し、メルトダウンしはじめた。熱により、飛行物体は沈むように地面の中に落ちていく。その真下には天然ガスのパイプラインがあった。このままでは、東京全体を巻き込む甚大なガス爆発が起きてしまう。

XIGはその隕石・レザイトに液体窒素弾を発射し、メルトダウンを食い止めようとする。しかし、民間人の避難が完了したと思われるミッションエリア内に、携帯電話の電波を確認。レザイトが落下したビルに、「怪獣災害基金を作る会」という民間団体の平川、西谷というふたりの男性が取り残されていたのだ。

しかし、XIGはエリア内のどこに生存者がいるのか特定できずにいた。堤チーフは人命救助を行うチーム・シーガルに出撃を命令。神山リーダー、松尾隊員、マイクル隊員はシーガルフローターで現場に向かう。しかし、その間もレザイトはパイプラインに迫っていた。我夢は液体窒素弾をレザイトに直接命中させるのではなく、頭上で爆発させることで爆風の被害を抑えつつ、メルトダウンをくいとめる作戦を立てる。

液体窒素弾がレザイトに発射された。しかし、その被害を抑えたとはいえ爆風は凄まじく、ビル内にも被害が及ぶ。さらに、レザイトは液体窒素弾の影響で変形。触手を伸ばしたことでビルが破損し、平川たちは大怪我を負ってしまう。
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