11月14日 ウルトラマンガイア ミズノエノリュウが東京を占拠する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月14日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月14日」(1998年)。
ミズノエノリュウと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

水道や電気といった、東京の地下に施設のあるライフラインが麻痺してしまう。それは、人間により地脈を絶たれてしまったミズノエノリュウの怒りだった。やがて東京の各所に龍が現れ、ミズノエノリュウは人間から東京を取り戻そうとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

東京のライフラインが麻痺

1998年11月14日は『ウルトラマンガイア』第11話「龍の都」が放送された日です。東京で発生した断水の原因を取材しようとする、テレビ局・KCBの報道クルーである吉井玲子と井上倫文。しかし、ディレクターの田端健二は上司に呼び出されており、現場に向かえなかった。さらに、その場には田端が呼んだ風水師の黒田 恵がきていたが、断水の原因を探るのに風水師を呼んだことが玲子たちには疑問で、当の恵も「風水師といっても趣味の領域だ」と言い、気まずそうにしていた。

一方、特捜チーム・XIGもこの異常事態を調査しており、水だけでなく電気やガス、電話も不通になっていることが判明。すると、地上部隊であるチーム・ハーキュリーズのメンバーがやってきた。彼らに借りがある我夢は、新型コンテナビークル・GBTスティンガーへの武装の積み込みを手伝わされてしまう。

恵によると、今断水が発生しているのは大地のエネルギーが流れる道筋である「地脈」の上にある地域らしい。そして、風水の発祥である中国では、地脈を龍にたとえており、東京にある一番大きな地脈は壬龍(ミズノエノリュウ)なのだと語る。恵によると、土木工事などで地形が変わるとこの地脈は断ち切られてしまうらしい。
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