6月21日 ウルトラマンティガ サタンファイバス出現 コンピューターが人類に反乱を起こす!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月21日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月21日」(1997年)。
ファイバス(サタンファイバス)と戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

ゲーム都市「タウン」に招待されたヤズミ・ジュン隊員と、彼に同行したヤナセ・レナ隊員。しかし、彼らの前にこれまでに倒したはずの宇宙人が現れ、襲いかかってくる。それは、自我が芽生えたタウンのバイオコンピューター・カレンによる、人類への攻撃の始まりだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ヤズミ隊員がタウンに招待される

1997年6月21日は『ウルトラマンティガ』第42話「少女が消えた街」が放送された日です。選ばれたゲーマーのみが招待されるゲーム都市「タウン」に招かれたヤズミ隊員は、付き添いとしてついてきたレナ隊員とともにタウンを訪れる。タウンはカレンという天才ゲーマーがシステムを構築しており、ヤズミは以前からネットでやりとりをしていたカレンに会うことを楽しみにしていたが、案内人のカトーによると、カレンは夜まで予定が詰まっているらしい。

タウンの中では、プログラマーの育成も行われていた。彼らは優秀で、その気になればTPCのメインコンピューターにもアクセスできると豪語するカトー。それを聞いたヤズミは、TPCのコンピューターはゲートキーパーという対ハッカー用のプログラムがシステムを守っているため、不可能だと返す。その後、ヤズミは自分を見つめる少女を発見しあとを追うが、少女の体は突然消えてしまう。さらに、そこにプログラマーたちが生気の抜けたような表情で列をなし歩いてくると、彼らも姿を消してしまう。異常を感じたヤズミはレナの所に戻ってくるが、レナは何者かから攻撃を受けやはり姿を消していた。

そのころ、タウンの外では大規模な通信障害が発生。GUTS基地・ダイブハンガーにも影響がおよび、ヤズミたちとの連絡が取れないでいた。一方ヤズミは武器を取りに車に戻るが、そこでかつて出現したムザン星人と遭遇。なんとか撃退するも敵の謎の瞬間移動能力に苦戦し負傷してしまう。さらに、今度はレイビーク星人が出現。すると、先ほど見かけた少女が現れヤズミを安全な場所に連れていく。
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