12月7日 ウルトラマンティガ 保護された少女はハンティング・ゲームの標的だった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月7日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月7日」(1996年)。
ムザン星人と戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

謎の怪人に追われる少女・ルシアを保護したダイゴたち。ルシアや彼女の仲間は、ムザン星人が「ハンティング・ゲーム」のために放った標的だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪人に追われる少女

1996年12月7日は『ウルトラマンティガ』第14話「放たれた標的」が放送された日です。宇宙から隕石が飛来し、GUTSは調査を開始した。そんななか、ヤナセ・レナ隊員とともにパトロールをしていたダイゴは女性の悲鳴を聞き、急行する。そこでは、少女が謎の怪人に襲われていた。ダイゴたちからの攻撃を受けた怪人・ムザン星人は逃走。少女を保護するが、彼女が流していた血は青かった。

少女から事情を聞こうとするGUTSだったが、やはり彼女は宇宙人のようで地球外の言語を使用している。ダイゴたちはジェスチャーを交えて自分たちの名前を名乗り、彼女がルシアという名前であることを知る。さらに、ルシアには仲間がおり、同様にムザン星人に追われていることを察するのだった。

一方、新たな隕石の落下を観測し出動していたホリイ・マサミ隊員とシンジョウ・テツオ隊員がサンプルを持って帰還する。ダイゴは、今回の隕石が以前落下した隕石と同じものかどうかの調査を依頼。結果、そのふたつは同じ物質で、さらにそれらは隕石ではなく、カプセルの破片であることが判明する。ダイゴは、そのカプセルがルシアが入っていたものと推測したのだった。
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