あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月7日」(1966年)。
科学特捜隊に配属されて以来、はじめての休暇を取ったフジ隊員はホシノ少年とともに三浦半島に遊びに出かけた。しかし、そこに原爆の影響で巨大化したラゴンが現れる。
休暇をもらったフジ隊員
その後、夜の海で原爆を捜索していた海上保安庁の巡視船が、謎の怪物に襲われてしまう。船員は救助されるもショックで「何かを見た」とうわ言のようにつぶやくばかりで、正確に状況を伝えられない。くわしい聞き取りのため、ハヤタが船員が入院している病院に面会にやってくる。さらに、ハヤタはムラマツキャップからの追加の情報により、何者かが日本の本土に接近していることを知る。
一方、フジはホシノ少年とともに、三浦半島の葉山マリーナを訪れていた。現地で知り合った、ミチコという少女とともに休みを満喫していたところ、身に着けていた通信機の流星バッジのアンテナをミチコが伸ばしたことで、科学特捜隊の仲間と本部が交わしていた通信を受信。その会話の内容にある「白い航跡(船が通った跡)」らしきものが、自分の目の前の海面にあることを連絡する。
疲れて眠ってしまったミチコを部屋のベッドに寝かせたフジたちだったが、その後白い航跡が接近。ホテルにいる人々を避難させるよう指示を受ける。そして、海中から怪獣・ラゴンが出現。船跡を残し、日本に接近していたのはラゴンだったのだ。避難誘導をしていたフジは、ミチコを部屋に残したままであることに気づく。