8月28日 ウルトラマン 幻の街バラージにアントラーが現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月28日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月28日」(1966年)。
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アントラーと戦うウルトラマン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

中近東の砂漠に、巨大な隕石が落下した。調査に向かったハヤタたちは、幻の街・バラージにたどり着く。その街には、ウルトラマンそっくりの「ノアの神」の石像があった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

中近東にアントラーが出現!

1966年8月28日は『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」が放送された日です。中近東に隕石が落下したのをきっかけに、不思議な事件が相次ぐ。科学特捜隊のパリ本部は調査隊を派遣。さらに、トルコ支部やインド支部にも調査を指示する。しかし、調査に向かった者たちはみな行方不明になってしまった。そこで、日本支部が調査を行うことが決定。パリ本部からきた連絡員のジムとともに、フジ隊員を除いた日本支部のメンバーはジェットビートルで隕石の落下地点に向かった。

各国の科学特捜隊の消息が絶たれた、「魔の地点」に近づくハヤタたち。そこには、謎の光の壁があった。すると、ジェットビートルの操縦が不能になり、光の壁に吸い寄せられてしまう。光の壁が地上から上空に向かって出現していることに気づいたムラマツキャップは、ジェットビートルを前進させつつ上昇。吸い寄せられる力を利用し、無事に壁を越えることに成功する。

だが、今度はジェットビートルの高度が下がってしまう。先ほどの光の壁の磁力によって、エンジンが故障してしまったのだ。ジェットビートルは不時着。イデ隊員が負傷するものの、奇跡的にほかの隊員たちは無傷で助かった。しかし、無線が故障し日本支部基地との通信は不能に。ハヤタたちは、この近くにあるという幻の街・バラージを探すために調査を開始する。

砂漠を歩いていると、ハヤタたちは隕石を発見。しかし、この隕石は光の壁とは、直接の関係はないようだ。すると、今度は消息不明になった科学特捜隊の航空機の残骸が見つかり、アリジゴクの中から怪獣・アントラーが姿を現す。
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