大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
タロウがフライングライドロン（子）を宇宙に帰す
さおりにも「様子を見たほうがいいのでは」と言われた光太郎は、ＺＡＴ本部に連絡し、翌日調査が行われることになった。翌日になると嵐は鎮まっており、ＺＡＴと合流した光太郎は怪獣の調査を開始。ＺＡＴは２体の怪獣を確認していたが、発見できたのはフライングライドロン（子）のみだった。フライングライドロン（子）は怪我をしており、泣き疲れて現在は眠っている。実は、フライングライドロンにとっては地球の大気や引力が重すぎて、一度落下すると自力で宇宙に飛び立つことは不可能だったのだ。そのため、母親は上空から子どもを見守るしかなかった。
目を覚ましたフライングライドロン（子）は翼を羽ばたかせて飛ぼうとするも、周囲に暴風を起こして被害を出すだけで一向に飛び立てない。さらに、乾燥に弱いフライングライドロン（子）の体を濡らすため、上空にいるフライングライドロン（親）は再び大雨を降らせる。一方、事情を知らないＺＡＴは怪獣たちが暴れているのだと勘違いしてしまう。
空を飛ぼうとするフライングライドロン（子）は村を破壊し、ダムに近づいてしまう。ＺＡＴは攻撃を開始。しかし、航空機を撃ち落とされ、地上戦を余儀なくされる。すると、光太郎は逃げ遅れた少女を発見。そこに、お杉も現れる。危ないと叫ぶ光太郎に、お杉は「子どもはみんなかわいい」と言って、逃げようとしない。しかし、フライングライドロン（子）はお杉たちのもとに迫っていた。光太郎はウルトラマンタロウに変身。フライングライドロン（子）と戦いを開始する。怪獣の子どもを虐めないようタロウに訴えるお杉。すると、タロウは怪獣の親子について状況を把握した。さらに、ウルトラの母からメッセージを受け取ったタロウは、リライブ光線をフライングライドロン（子）に照射。翼の傷を癒やし、フライングライドロン（子）を持ち上げて母親のもとに帰したのだった。
目を覚ましたフライングライドロン（子）は翼を羽ばたかせて飛ぼうとするも、周囲に暴風を起こして被害を出すだけで一向に飛び立てない。さらに、乾燥に弱いフライングライドロン（子）の体を濡らすため、上空にいるフライングライドロン（親）は再び大雨を降らせる。一方、事情を知らないＺＡＴは怪獣たちが暴れているのだと勘違いしてしまう。
空を飛ぼうとするフライングライドロン（子）は村を破壊し、ダムに近づいてしまう。ＺＡＴは攻撃を開始。しかし、航空機を撃ち落とされ、地上戦を余儀なくされる。すると、光太郎は逃げ遅れた少女を発見。そこに、お杉も現れる。危ないと叫ぶ光太郎に、お杉は「子どもはみんなかわいい」と言って、逃げようとしない。しかし、フライングライドロン（子）はお杉たちのもとに迫っていた。光太郎はウルトラマンタロウに変身。フライングライドロン（子）と戦いを開始する。怪獣の子どもを虐めないようタロウに訴えるお杉。すると、タロウは怪獣の親子について状況を把握した。さらに、ウルトラの母からメッセージを受け取ったタロウは、リライブ光線をフライングライドロン（子）に照射。翼の傷を癒やし、フライングライドロン（子）を持ち上げて母親のもとに帰したのだった。
鳥怪獣 フライングライドロン（子）
口から光弾を発射する ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
フライングライドロン（子）
全長／20メートル
体重／１万トン
母親とともに宇宙を旅していた子どもの怪獣。花火を本物の花と勘違いして地球に落下。翼を痛め、その痛みと恐怖により暴れてしまう。
登場エピソード：『ウルトラマンタロウ』第20話「びっくり！怪獣が降ってきた」（1973年８月17日放送）
脚本：石堂淑朗／特殊技術：山際永三／監督：山本正孝
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８月17日はフライングライドロン親子が地球にきた日
８月17日は、宇宙を渡っていた親子怪獣が地球に出現したエピソードの日。「地球に住むものも、宇宙に住むものも、子を想う母の愛情に変わりはない」というウルトラの母からのメッセージを受けたウルトラマンタロウは、フライングライドロン（子）を親のもとに帰し、親子怪獣は地球を去っていきます。
また、フライングライドロン（親）が降らせた雨に打たれ気を失っていたお杉は、目を覚ますと記憶と本来の明るい性格を取り戻し、主人は大喜びしたのでした。
また、フライングライドロン（親）が降らせた雨に打たれ気を失っていたお杉は、目を覚ますと記憶と本来の明るい性格を取り戻し、主人は大喜びしたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン＆怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga