あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月16日」(2014年)。
礼堂ヒカル=ウルトラマンギンガがダークルギエルを倒してから2年後、旅をしていたヒカルは戦いに巻き込まれたことがきっかけで特捜チームUPGに入隊し、ギンガとしての戦いを再開。さらに、地底の民ビクトリアンの青年ショウが変身するウルトラマンビクトリーも現れる。
チブル星人エクセラー(SD)によって、月面で眠っていたダークルギエルが地球に飛来。ダークルギエルは、UPG基地のライブベース、そしてビクトリウムをエネルギーにするビクトリウムキャノンと融合し、ビクトルギエルとなった。ギンガとビクトリーは、その強大な力に苦戦してしまう。
ギンガとビクトリーがビクトルギエルと激突
しかし、ヒカルは「限界は越えるのが人間なんだ!」と言い、作戦を決行。一度ビクトリーを撤退させると、必殺技を連続で繰り出す。そして、ビクトリーとバトンタッチ。ビクトリーも、ウルトランスによる攻撃と必殺技の応酬でビクトルギエルを攻めていく。だが、ビクトルギエルに攻撃はほとんど通用していなかった。至近距離からのビクトリウムキャノンを受けたギンガは変身が解除。近くにいたショウやUPGのメンバーも吹き飛ばされてしまった。杉田アリサ隊員は爆風で飛んできた巨大な岩にぶつかりそうになるも、ヒカルの幼馴染みの石動美鈴から「マナ」の名前をもらったアンドロイド・ワンゼロに助けられる。
ワンゼロは、アリサを陣野隊長たちのもとに届ける。腕を骨折したアリサに対し、「命がなくなるのか?」と問うマナ。アンドロイドであり、「生きる」ということがわからないマナに対し、一条寺友也は「命とは、変化だって言えるのかも」と答える。そして、足元に落ちている木を拾うと、「この木が土の中に埋まれば、いずれ化石になる。化石はいずれ石油となり、その石油はエネルギーになる」と続けた。そして、すべての命には、自分の経験を次の世代に受け渡そうとする「魂」がインプットされているのだとマナに教える。