3月19日 姫矢最後の戦い! ウルトラマンネクサスVSダークメフィスト

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月19日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月19日」(2005年)。
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クトゥーラと戦うウルトラマンネクサス ジュネッス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

溝呂木真也=ダークメフィストとの最後の戦いが始まった。溝呂木は、姫矢 准の元職場の先輩記者である佐久田 恵を人質にとり、フィンディッシュタイプビースト クトゥーラの能力で、特殊な空間「異形の海」にネクサスを誘き寄せる。一方、ナイトレイダーも、溝呂木がわざと残した暗号を解読し、異形の海に突入。しかし、そこにいたのは、意識を失い、縛りつけにされたネクサスだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

姫矢がネクサスの光の意味を知る

2005年3月19日は『ウルトラマンネクサス』第24話「英雄 -ヒーロー-」が放送された日です。ネクサスを救出しにきた孤門たちであったが、ネクサスはすでに敗北していた。さらに、溝呂木は佐久田を人質にとり、クトゥーラの触手でストライクチェスターとクロムチェスターδを拘束する。

そして、溝呂木は闇の波動で、磔にされているネクサスに蔦を張り巡らせていく。溝呂木の目的は、姫矢の命を奪い、ネクサスの光を自分のものにすることで、より巨大な力を得ることだったのだ。一方、姫矢は精神世界で、戦争に巻き込まれ目の前で死んでしまった少女・セラと出会う。

人が生きる姿を写真に収めたかった姫矢。しかし、戦場カメラマンとして撮影した姫矢の写真は、死の瞬間を収めたものだった。そんななか、ネクサスの力を得た姫矢は、「力を与えられたのは、人が死ぬ写真を撮影してきた自分への罰だ」と考え、その身を犠牲にして戦い続けてきたのだ。

しかし、セラは言う。「准、その力は、罰なんかじゃない」

ネクサスの光は、長い時間をかけて人々から受け継がれてきた。姫矢はその継承者に選ばれたのだという。そして、自分が生きた証を写真に撮ってくれたことがうれしかったと伝えると、セラは姿を消したのだった。
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